展覧会 · Chelsea
settle for a good fantasy(グループ写真展)
チェルシーのLuhring Augustineで、ジャニス・ガイ、ジョー・ママ=ニッツバーグ、ショーン・ピアソン、デヴィッド・サイドナーの4人が肖像を問い直す写真展。10月24日まで。
文・NBT編集部 · 2026-10-13

チェルシーのギャラリー Luhring Augustine で、グループ展「settle for a good fantasy」が10月24日まで開かれている。参加するのは写真家のジャニス・ガイ、ジョー・ママ=ニッツバーグ、ショーン・ピアソン、デヴィッド・サイドナーの4人。タイトルは作家フラン・レボウィッツの言葉「真実の探求はやめて、よくできた幻想で手を打て」から取られている。
共通するのは、被写体を理想化せずに描くポートレートの姿勢だ。異なる情報の断片を寄せ集める「パッチワーク」の手法を用い、パズルのピースは最後までぴたりとは合わない。像をいったんばらばらにして再び組み上げる過程そのものが作品づくりの道筋であり、答えよりも問いが前に出る。不完全で未解決な部分こそが重要だという考え方だ。
出品作には、ガイの1977年のゼラチン・シルバー・プリント(35点組を含む)や手彩色の5点組、サイドナーの1986〜88年の作品群がある。サイドナーは10代でパリに渡り、ファッション写真家として『VOGUE』各国版などで活躍した人物で、本展では顔の断片を扱った作品や、イヴ・サンローランやアズディン・アライアのためのモデル写真も並ぶ。ピアソンは2026年の新作で、いちごやさくらんぼ、頭部、胴体などを写した10×8インチの作品を出している。
ピアソンは1997年生まれでイェール大学美術学部のMFAを持ち、同ギャラリーでは2024年のグループ展に続く参加となる。ほかの3人は同ギャラリーでの初の展示になる。時代も出自も異なる4人の作品を、ひとつの部屋で見比べられる機会だ。会場はウェスト24丁目531番地。
- 場所
- Luhring Augustine
531 W 24th St, New York, NY 10011
Google マップで開く - 会期
- 9月11日(金)〜10月24日(土)





