
ブルックリンの人気観光スポット「ダンボ(DUMBO)」に日本人パティシエが営むケーキ店がある。ブルックリンブリッジの袂に位置する古ビルの1階にあり、知る人ぞ知る名店というのがこちらの「Burrow(バロウ)」。Burrowという店名には狐やうさぎが住まう小さな洞穴という意味があり、その名の通りビルの奥にひっそり佇むように営業されている。看板も出さず、あまりの存在感の無さに通り過ぎそうになるものの、ビルの中に入るとお客さんが絶えず訪れ、地元民からの寵愛が伺える。白で統一された店内は余計な装飾の無いソリッドな印象で清潔感があり、レジ横のショーケースには随時作りたてのケーキが運ばれ、クッキーやスコーンも並んでいる。クッキーは多種類用意されており、ふたつで5ドルという嬉しい価格。モンブランは掌に乗るかわいいサイズ感で8ドルと少し高い印象だが、土台にされているメレンゲはサックサクで、口溶けの良いクリームとのバランスが驚くほど美味しく納得の価格。ペイストリーは毎日朝作られたフレッシュなものばかりが並ぶそうで、いちごのショートケーキはあらかじめ予約をしておけば、ホールで買うことも可能。営業時間は火曜から金曜の朝10時から14時までと限られているので、訪れる際はぜひチェックを!
Blank StreetはNew York UniversityとColumbia Universityに通う二人の大学生のアイデアから産まれたニューヨークベースのコーヒーベンチャー。この二人は、おしゃれなカフェのようなクオリティーと体験を提供しながらも、無駄な予算を無くすようにイノベーションしていくことを意識して運営している。お店はマンハッタン、ブルックリンに合わせて15店舗ほど展開しており、路面店もあるが、車に取り付けるモバイル型のミント色のベンダーがBlank Streetのシンボルになっている。また、エスプレッソマシーンは、マニュアルではなく、あえて自動に設定し、スタッフのトレーニングに余計なお金をかける必要もないうえに、簡単にコーヒーブームのトレン ドに入り込むこともできる。Dumbo店には席があり、グリーンスペースの中でゼロエミッションの可愛いミント色の屋台からコーヒーや簡単な食べ物を提供している。