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ウィリアムズバーグのベッドフォードアベニュー沿いにオープンしたLEON'S BAGELS(レオンズベーグル)。グリニッチビレッジにある1号店はヒップな若者達から愛される人気店となり、2店舗目となるウィリアムズバーグ店も連日列をなすほど繁盛している。
LEON’Sのベーグルはニューヨーク風のハードで歯応えのあるベーグルとは違い、柔らかくもちもち。メニュー内容はオーソドックスな古き良きベーグルショップとさほど変わらないが、洗練された店構えやブランドロゴなど随所にブランディングへのこだわりが垣間見え、ニューヨークのベーグルシーンに新しい風を吹き込む革新的なベーグルショップだ。
ブルックリンの人気観光スポット「ダンボ(DUMBO)」に日本人パティシエが営むケーキ店がある。ブルックリンブリッジの袂に位置する古ビルの1階にあり、知る人ぞ知る名店というのがこちらの「Burrow(バロウ)」。Burrowという店名には狐やうさぎが住まう小さな洞穴という意味があり、その名の通りビルの奥にひっそり佇むように営業されている。看板も出さず、あまりの存在感の無さに通り過ぎそうになるものの、ビルの中に入るとお客さんが絶えず訪れ、地元民からの寵愛が伺える。白で統一された店内は余計な装飾の無いソリッドな印象で清潔感があり、レジ横のショーケースには随時作りたてのケーキが運ばれ、クッキーやスコーンも並んでいる。クッキーは多種類用意されており、ふたつで5ドルという嬉しい価格。モンブランは掌に乗るかわいいサイズ感で8ドルと少し高い印象だが、土台にされているメレンゲはサックサクで、口溶けの良いクリームとのバランスが驚くほど美味しく納得の価格。ペイストリーは毎日朝作られたフレッシュなものばかりが並ぶそうで、いちごのショートケーキはあらかじめ予約をしておけば、ホールで買うことも可能。営業時間は火曜から金曜の朝10時から14時までと限られているので、訪れる際はぜひチェックを!
ウィリアムズバーグに新しく誕生したばかりのパスタの名店。オーナーシェフはニューヨークのベストシェフとしても名の高いミシー・ロビンズ(Missy Robbins)。彼女が手がける3店舗目がウィリアムズバーグのウォーターフロントに出来たばかりの「Misi Pasta(ミシパスタ)」。人気メニューは打ち立ての生パスタ。特にボッタルガとパン粉(The spaghetti with breadcrumbs and bottarga)のパスタが人気で、サクサクした食感のスパゲティは新食感でその美味しさに驚く。Misi Pastaでは生パスタやパスタペースト、バゲットなどが販売されており、自宅に帰ってお店の味を再度堪能することが出来る。イートインが難しい場合は、ぜひこれらを持ち帰って本格イタリアンを自宅で楽しんでもらいたい。
マンハッタンのソーホーとウェストビレッジの境界辺に位置する高級パティスリー。印象的なブルーのドアを開けると、波打つフォルムのデニッシュパンや、ガラス瓶の中に美しい層を描きながら詰め込まれたケーキなど、どのスイーツ達も宝石のようにディスプレイされていてとても美しい。店内には数席のイートインスペースが用意されており、シャンパンやワイン、フランスでしか味わえない紅茶などを楽しむことが出来る。インテリアは全てフランスから輸入されており、ニューヨークにいながら本格的なフランス気分を味わえる。深夜0時までオープンしているのでお酒を飲んだ後の締めのデザートとして訪れてみるのもオススメ。
ウィリアムズバーグのベッドフォード Ave駅からワンブロック以内の近距離に位置するPartners Coffee(パートナーズコーヒー)。元々はToby's Estateという店名だったのが2019年からPartners Coffee(パートナーズコーヒー)に名前を変更し、ウィリアムズバーグを代表する人気コーヒーショップに。店内奥には焙煎機があり、Partners Coffeeのコーヒーは全てここで焙煎されている。コーヒー豆は全15種類。豆の名前にはエジプト、エチオピアなど産地名の他、マンハッタン、ブルックリンなどニューヨークにゆかりのある名前がつけられ、ニューヨークのお土産としても最適。店舗はウィリアムズバーグの他に、ロングアイランドシティ、ウェストビレッジ、ミ ッドタウンウエストの計4箇所。ペイストリーはもちろん、かわいいオリジナルグッズも販売されている。コーヒーラヴァーから愛される名店で、ぜひ自分好みのコーヒーを見つけて欲しい。
テイラーとレイチェルの二人が営むコーヒーショップ。ウィリアムズバーグにある「Supreme」の真隣に店舗を構え、週末にはSupremeのショップバッグを持ったヒップな若者達で賑っている。コーヒーのメニューはとてもシンプルで、クッキーやクロワッサン、パウンドケーキなどのペイストリーもレジ横に用意されている。自家焙煎されたコーヒーはもちろん美味しいが、なんといってもレイチェルの接客がとても心地いい。彼女の接客の姿勢が人気店の要因の一つになっている。店舗はウィリアムズバーグ店のみだが、NIKEやVANSとも積極的にコラボレーションしたり、ストリートブランドから注目されるコーヒー店なだけに、彼らの今後の活躍が楽しみでもある。
ウィリアムズバーグにある本格的なフレンチベーカリー。自転車マークのロゴが目印で、早朝から列が出来るほどの人気店。店舗はウィリアムズバーグ、フォートグリーン、キャロルガーデンと人気エリアに展開され、火曜日から日曜日の朝8時から13時までオープンしている。店舗周辺はウィンドーショッピングをする場所がたくさんあり、少し歩けばマッカレンパークや、ドミノパークに行くこともできる。早朝にパンを買って公園でピクニックをしながら朝食を食べ、その後ゆっくりウィリアムズバーグ周辺で観光とショッピングをするコースがオススメ!
1995年の創業以来、約20年以上ニューヨーカーから愛され続けるクッキーの名店。マンハッタンのアッパーウエストサイドに1号店をオープンして以来、今ではニューヨークに6店舗、LAやシカゴなどにも店舗を増やし、世界で1番美味しいクッキーとも言われている。クッキーの種類は全部で7種類でひとつ5ドル(グルテンフリークッキーは6ドル)。週末のマンハッタン店はいつも混雑しているため、平日の午前中が狙い目だが、ウィリアムズバーグ店は店舗内が広く週末も比較的ゆったりしている。ブルックリン散策の合間のエネルギー補給におすすめ!
ウィリアムズバーグの主要駅であるベッドフォードAve駅からリバーサイドに徒歩約10分ほど歩いた場所にあるブランチの名店。ウッド調に統一された店内は日当たりが良く開放感があり、オープンキッチン内に据えられた大きな窯が印象的。平日でも常に客足が絶えず、店内はいつも賑わっている。アメリカの定番料理をモダンにアレンジしたメニューは見た目も美しく、ハンバーグやフレンチオニオンスープ、シャクシュカなどが人気。料理に使用されるパンは全て薪窯で焼かれ、外側はサクサク、中はフワフワの絶品パン。中でも一番の人気メニューはパンケーキ。ヘーゼルナッツのプラリネソースがたっぷりかかり、 甘そうな見た目とは裏腹に程よい甘さで、今まで味わったことのない様な新感覚の味わい。ふわふわ系ではなくしっとり分厚い生地なので1枚でも十分満足感が得られる。スタッフの対応も心地良く、気持ちの良いブランチを味わえる。近隣にはドミノパークやウィリアムズバーグブリッジがあり、食後の散歩をしながらブルックリンのゆったりした気分を味わって欲しい。
Blank StreetはNew York UniversityとColumbia Universityに通う二人の大学生のアイデアから産まれたニューヨークベースのコーヒーベンチャー。この二人は、おしゃれなカフェのようなクオリティーと体験を提供しながらも、無駄な予算を無くすようにイノベーションしていくことを意識して運営している。お店はマンハッタン、ブルックリンに合わせて15店舗ほど展開しており、路面店もあるが、車に取り付けるモバイル型のミント色のベンダーがBlank Streetのシンボルになっている。また、エスプレッソマシーンは、マニュアルではなく、あえて自動に設定し、スタッフのトレーニングに余計なお金をかける必要もないうえに、簡単にコーヒーブームのトレン ドに入り込むこともできる。Dumbo店には席があり、グリーンスペースの中でゼロエミッションの可愛いミント色の屋台からコーヒーや簡単な食べ物を提供している。
Bagel Point(ベーグルポイント)はグリーンポイントで1977年に開業された老舗ベーグル屋。グリーンポイントという地名にちなんでベーグルポイントと名付けられたそう。Bagel Point(ベーグルポイント)では、食べてもらう人達への健康を意識し、有機卵や有機コーヒー、未漂白小麦粉など素材を厳選して作られている。数種類のべーグルの他に、20種類のクリームチーズ、サンドイッチ、パニーニ、アサイーボールなどもある。NYらしくヴィーガンにも対応しており、ヴィーガンサンドイッチやヴィーガン対応のブレックファーストも選ぶことができる。
ニューヨークで100年以上続く老舗のベーグル屋、Russ & Daughters(ラス アンド ドーターズ)。1907年にジョエル・ラスがポーランドからNYに移り住み、ロウワーイーストサイドでニシンのマリネやスモークサーモンを販売し始めたのが始まり。ジョエルには息子がおらず、3人の娘とともにお店を切り盛りしていたため、店名に&Daughtersと付けられている。現在は4代目がお店を引き継いでおり、移り変わりの激しいNYで100年以上も続けられるということは、安定の品質で地元民から愛され続けてきた証拠。ニューヨークでは現在3店舗を経営している。
ブルックリンのグリーンポイントで60年以上続くドーナツの老舗店ピーターパン・ドーナツ・アンド・ペーストリーショップ。
平日は朝の4時30分、土日は5時に開店し、早朝から絶えず人が押し寄せる超人気店。女性スタッフが着ているグリーンとピンクの制服がとても可愛く、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」ではゼンデイヤが働くドーナツショップとしても登場し、全く同じ制服を着ている。ドーナツはひとつ1.25ドルと激安。人気店なので夕方には売り切れるドーナツも出てくる為、たくさんの種類を試してみたい人は早めの時間に行くのがオススメ。カードは使えずキャッシュオンリーなので 現金をお忘れなく!
land to seaはEast Williamsburgにあるコーヒーショップ兼クリエイターが集まるコミュニティースペース。二人の女性オーナーのEmとEvaが移民と有色人種をサポートするためにやっているカフェでもある。インテリアは香港のsocial sceneやナイトライフを表すためにデザインされており、アジアの屋台の雰囲気が味わえて楽しい。コーヒー豆はBushwickにある人気コーヒーショップ”SAY COFFEE”のものを使用し、サスティナビリティも意識している。また、オーナーの二人の故郷でもある香港と中国のペストリーを提供しており、餡子が練り込まれたパンやエッグタルトなど、日本人にも馴染みのあるスイーツが食べられる。land to seaはアーティストともコラボしており、現在は韓 国系カナダ人のテキスタイルアーティストのJane Parkの作品が展示してある。
Cortoは、ベッドスタイのハルシー通りにひっそりと佇むイタリアンコーヒーバー。 ノストランドアベニュー駅から歩いてすぐ、Potomac Playgroundという遊び場からすぐのところにある。周辺は主に住宅地で、地元の人がよく訪ねるお店。 ほとんどのお客様がコーヒーを注文するが、ワインやカクテルも提供している。イタリアンハムやチーズ、サンドイッチ、スープ、パフェなどのを加えて、シンプルなイタリアン料理のメニューもある。コーヒーバーの後ろには、植物がたくさんある暖房付きの庭もある。座席がいっぱいあるので、冬や雨の日でも、屋外でドリンクを楽しむのに最適な場所。
NYの歴史ある墓地で、かの有名なアーティスト”バスキア’が眠るグリーンウッドセメトリーの西側にあるBaked in Brooklyn。店内奥には巨大なパン工場があり、実際に作っているところも見学できてとても面白い。パンやサンドイッチの種類も豊富で、注文すると焼きたてのパンにサンドしてくれる。パン以外ではカップケーキがおすすめで、日によって3つ買うと1つサービスしてくれる。Baked in Brooklynから少し歩くと昨今地価が上がり続けているサンセットパークと呼ばれるエリアに続き、複合施設「インダストリー・シティ」が見えてくる。インダストリー・シティの一角にはジャパンビレッジと呼ばれるエリアがあり、日本食材が揃う「サンライズマー ト」や日本食店が並ぶフードホールがある。ジャパンビレッジ目当てにマンハッタンから足を伸ばす人も少なくない。マンハッタンからは地下鉄で約30分ほどなので、Baked in Brooklynで朝食を食べ、グリーンウッドセメトリーを少し観光し、インダストリー・シティでショッピングして帰るのがおすすめコース。