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チェルシーのペースギャラリーにてチャック・クローズのRed, Yellow and Blue: The Last Paintingsが開催中
Chuck Close
Chuck Close | Red, Yellow and Blue: The Last Paintings
Feb 23 – Apr 13, 2024 @Pace Gallery
ペースギャラリーで開催されるチャック・クローズの今回の展示は2021年にクローズが亡くなって以来、同ギャラリーでクローズの作品に特化した初の展覧会となる。本展では、絵画、写真、紙媒体作品など、クローズの美術史への多大な貢献を反映した、ほとんどが初公開となるセレクションを展示する。1977年にクローズの代理店を始めて以来、ペースは彼の新しい作品群を展示し、今回の展示でそのサイクルが完結することになる。
この展覧会には、ブルックリン・レイル紙の依頼で制作された、クローズとアーティスト、シンディ・シャーマンの未発表の2018年インタビューと、クローズの最後の作品について深く考察したカーター・ラトクリフによる新しい批評エッセイが掲載されたカタログが付属する。これらのテキストは、バーバラ・ナップマイヤーによる、顔認識技術の文脈におけるアーティストの顔のレンダリングを考察するエッセイとともに掲載される。
1970年代以来、クローズはコンセプチュアルな肖像画への革新的なアプローチで知られ、被写体の肖像を写真から格子状の絵画へと体系的に移し替えてきた。50年にわたり、絵画、版画、ドローイング、コラージュ、ダゲレオタイプ、ポラロイド写真、タペストリーなど、さまざまなメディアで従来の表現方法に挑戦してきた。1960年代後半から1970年代にかけて、ミニマリズム、抽象主義、セル画といった美術界の潮流に逆らい、絵画へのアプローチで先鋭的な命題を突きつけた。