デイヴィッド・ツヴィルナーは、ニューヨーク、ロンドン、香港に拠点を持ち、フランシス・アリス、ダン・フレヴィン、ドナルド・ジャッド、ゲルハルト・リヒター、草間彌生、河原温、ゴードン・マッタ=クラーク、トーマス・ルフなど、ジャンルや時代を超えた60組以上のトッ プ・アーティストの活動を紹介してきた1993年創立の現代美術を扱うメガギャラリーの一つ。オーナーはアメリカで最も影響力のある画商の一人で、ギャラリーの名前となっているドイツ人画商デビッド・ツヴィルナー。2014年よりデビッド・ツヴィルナーの息子のルーカス・ツヴィルナーが責任者を務める出版部門を設立。展覧会カタログや美術史的な研究をまとめた本、アーティストブックなどの出版に加え、ニューヨークで今最も注目されている雑誌の一つと言われている非営利で運営されているThe Drift(ザ・ドリフト)への資金提供も行なっている。またニューヨークを拠点にする12の中小ギャラリーがデイヴィッド・ツヴィルナーのプラットフォームを利用し、各ギャラリーの所属アーティスト1名(2作品)を展示・販売することができる「プラットフォーム:ニューヨーク」を設立。このプラットフォームはパンデミック以降オンラインプラットフォームの必要性が高まる中で、このようなプラットフォームを持てないギャラリーのためのプラットフォームである。