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NYハーレム病院、WPA壁画3点とローデン彫刻の修復が完了
NYC Health + Hospitalsは10月14日、ハーレム病院のWPA時代の壁画3点と、入口上のジョン・ローデンのブロンズ像「The Family」の修復完了を発表した。アルストンとヘイズの壁画は院内のミューラル・パビリオンにある。
文・NBT編集部 · 2026-10-16
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NYC Health + Hospitalsの芸術部門「Arts in Medicine」は2026年10月14日、ハーレム病院が所蔵する黒人アーティストの重要作品の修復完了を発表した。対象は、連邦美術計画(Federal Art Project)で制作された大恐慌時代の壁画3点と、病院入口の上にそびえるジョン・ローデンのブロンズ彫刻「The Family」である。

壁画は病院内のミューラル・パビリオンに並ぶ。WPA(公共事業促進局)のニューディール政策のもと、黒人アーティストが大型の公共制作の機会を求めて獲得した時代を示す作品群だ。チャールズ・アルストンは連邦美術計画で初の黒人プロジェクト監督となった人物で、「Magic in Medicine」(1940)と「Modern Medicine」(1940)の2点を手がけた。世界各地の伝統的な治療と現代医学を対比させ、人種の混ざった病院スタッフを描いている。ヴァーティス・ヘイズの「Pursuit of Happiness」(1937)は8枚のパネルからなる約800平方フィートの大作で、アフリカの村から20世紀の職業や文化の成果まで、アフリカ系アメリカ人の歴史をたどる。

米メディアのHyperallergicによると、1936年にこれらの下絵が提出された際、当時の管理者は「黒人の題材が多すぎる」と異議を唱えた。芸術家たちの抗議を受け、病院のコミッショナーが判断を覆したという。Arts in Medicine責任者のラリッサ・トリンダー氏が同誌の電話取材で語った。

ローデンの「The Family」(1969)は高さ22フィートで、病院から伸びるような手に支えられた家族の姿を、医学の象徴であるアスクレピオスの杖とともに表す。ローデンがNYC Health + Hospitalsのために1966〜70年に制作した3点のうちの1点で、残る2点はベルビュー病院の「Mitochondria」とメトロポリタン病院の「Monumental Abstraction」だ。修復はTatti Conservationが2026年春に行い、表面の緑・茶・黒の色調を整えつつ、下地の緑青(パティナ)は残した。壁画はForeground Conservation & Decorative Artsが現地で約2週間かけて修復した。費用面では、ブルームバーグ・フィランソロピーズの2025年の支援が活用された。
作品はBloomberg Connectsのアプリ上のガイドでも見ることができる。







