イベント · Bronx Park
NYブロンクスの植物園で、1609年のニューヨークを再現する展覧会
ニューヨーク植物園のロス・ギャラリーで、生態学者サンダーソン博士らが再現した1609年9月12日のブロンクスの風景を展示。パノラマ画像と地形模型で、400年前の自然を体感できる。11月15日まで。
文・NBT編集部 · 2026-11-02

ブロンクスのニューヨーク植物園で、「Before New York: A Traveling Pop-Up Exhibition」の一環として、ブロンクス編「Before New York: The Bronx」が開催されている。会場はロス・ギャラリーで、展示は2026年11月15日までだ。
手がけたのは生態学者のエリック・W・サンダーソン博士と同僚たち。25年以上かけて、イギリス人航海士ヘンリー・ハドソンが訪れる直前の1609年9月12日の沿岸の風景と、そこに生きていた生き物たちを復元してきた。現在のニューヨーク市にあたるこの土地は、マンシー=レナペ語で「私の良き故郷」を意味する「Welikia(ウェリキア)」と呼ばれる。数千種の生き物と、数千年にわたって暮らしたレナペの人々を育んだ、きわめて豊かな土地だったという。
ブロンクス編では、各区ごとに科学データをもとに描いたパノラマ画像が並び、ランドマーク、植物、地形が約400年前の姿で示される。現在の同じ場所の写真が添えられ、自然がどれほど変わったかが比べられる。インタラクティブな地形模型では、古代の地形を現代の街路網と重ねて見られる。
この展覧会は各区を巡回している。グリーンウッド墓地、クイーンズ公共図書館中央館、ピア57での展示はすでに終了した。スタテンアイランドのグリーンベルト・ネイチャーセンターでは11月22日まで見られる。サンダーソン博士の開幕講演の録画は、植物園の公式ページで公開されている。
関連書籍『Before New York: The Natural Geography of the City: An Atlas and Gazetteer』は11月3日に発売される。1609年以前から現在までの市の自然地理を、地図と解説でたどる大判の歴史アトラスだ。
所在地は2900 Southern Blvd。紅葉の季節に植物園を訪れるなら、庭を歩いたあとに寄りたい展示だ。ブロンクス編の会期は残りわずかとなっている。
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