展覧会 · Upper East Side

NYアッパー・イースト、クーパー・ヒューイットでフレデリック・チャーチのジャマイカ展

NYアッパー・イースト・サイドのクーパー・ヒューイットで10月30日から、画家フレデリック・チャーチが1865年にジャマイカで描いた油彩習作と鉛筆スケッチ60点超を展示。生誕200年を記念し、2027年2月15日まで開催。

文・NBT編集部 · 2026-10-12

NYアッパー・イースト、クーパー・ヒューイットでフレデリック・チャーチのジャマイカ展
Image: cooperhewitt.org

アッパー・イースト・サイドのクーパー・ヒューイット、スミソニアン・デザイン博物館が、10月30日から「Frederic Church in Jamaica」を開く。会期は2027年2月15日まで。ハドソン・リバー派を代表する風景画家フレデリック・チャーチ(1826〜1900)が1865年にジャマイカで描いた、油彩習作と鉛筆スケッチ60点以上が並ぶ。同館はチャーチの作品を世界最大規模で所蔵しており、油彩習作とスケッチは2,000点を超える。今年は生誕200年にあたる。

Ivy-covered facade of the Carnegie Mansion that houses Cooper Hewitt
Image: cooperhewitt.org

チャーチは巨大で緻密な風景画で知られ、霊感を求めて世界各地を旅した。ただ、1865年4月に妻イザベルとジャマイカへ向かった旅は、幼い子ども2人をジフテリアで亡くした直後の、心の拠り所を探す旅だったという。5カ月のあいだ、毎日のように徒歩や馬で島を歩き、地形や植物、光や天候の劇的な変化を描きとめた。

展示作品は、数分で仕上げたものから数時間かけたものまで幅がある。光や色、形を正確に記録しようとする姿勢に加え、場所が呼び起こす感情も画面に表れている。鉛筆のスケッチには、情報を伝えつつ詩的でもある短い書き込みが添えられていることが多い。

展覧会は風景画としてだけでなく、当時のジャマイカが置かれていた状況も扱う。島はイギリスの植民地支配下にあり、黒人のジャマイカ人は極度の貧困の中で暮らしていた。会場では、政治的な緊張に声を上げたポール・ボーグルやジョージ・ウィリアム・ゴードンらの声も紹介される。チャーチが集めたものやジャマイカ国立図書館所蔵のものを含む当時の写真の複製、スミソニアン図書館・公文書館の貴重書も出る。

関連プログラムとして、11月12日(木)に2026年刊のチャーチ伝記『Glorious Country』の著者ヴィクトリア・ジョンソンが講演する。スミソニアンの植物画家アリス・タンジェリーニによる、ジャマイカ原産の植物を描くワークショップも予定されている。2027年には、同館のチャーチ・コレクションを高解像度画像や研究とともに紹介するオンラインプラットフォームも公開される。キュレーターはカトリン・コンデル。助成はヘンリー・ルース財団ほか。会場は東91丁目2番地。

(内容は、The City Life、Van Nuys News Pressなどの報道で一致している点をまとめたものです)

場所

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会期

10月30日(金)〜2027年2月15日(月)