展覧会 · MoMA PS1 · Long Island City
NYロングアイランドシティのMoMA PS1で「ニューヨーク・ファッション1980–1984」展
MoMA PS1が開館50周年を機に、1980年代初頭のファッション・プログラムを振り返る展覧会。キュレーターのハリウッド・ディ・ルッソが手がけた4つの実験的展示を、資料や再構成で紹介する。入場無料。
文・NBT編集部 · 2026-11-05
ロングアイランドシティのMoMA PS1で、「New York Fashion at PS1, 1980–1984」が11月5日に始まった。会期は2027年3月15日まで。美術館の開館50周年を記念した企画で、1980年に始まった「ファッション・プログラム」を掘り下げる。
このプログラムは、音、パフォーマンス、詩、映画、建築まで扱った「マルチディシプリナリー・プログラム」の一部として生まれた。中心にいるのは、独立キュレーターのハリウッド・ディ・ルッソ(1946–2005)だ。スタイリストでありメイクアップアーティストでもあった彼女は、ニューヨークのデザイナーたちと組み、PS1で展示を実現させた。狙いは、商業の場や衣装展示の約束事から離れ、ファッションが視覚文化や芸術に与える影響を見せることにあった。1981年にはGQ誌に、ファッションは人の感情を動かすものだという考えを語っている。
会場には、PS1のアーカイブなどから集めたメモ、書簡、写真、関連資料が並ぶ。あわせて、当時の実験的なインスタレーションから、実物の品と部分的な再構成を展示する。取り上げるのは、ジュリオ(1980年)、ホーマー・レイン/チャールズ・ジェームズ(1981年)、ウィリー・スミス(1982年)、ベッツィ・ジョンソン(1983年)による4つの展示。重要な文書や映像も加わる。
写真で紹介されている1981年の「Collection of Charles James Fashions」は、ホーマー・レインが所蔵するチャールズ・ジェームズの作品を、10月18日から12月13日までPS1で見せた展示だ。ジェームズは、彫刻的なドレスで知られる20世紀アメリカの名高いクチュリエである。
企画はMoMA PS1アシスタント・キュレーターのカリ・リッテンバッハ。ジェーン&ジョン・コンフォート夫妻の協力による。入場は誰でも無料。開催初週の11月7日には、関連トーク「A Fashion Alternative」が午後2時から2時45分まで開かれる。同日は、ほかの展覧会とあわせたオープンハウスも午前10時から午後6時まで行われる。
住所は22-25 Jackson Avenue。開館時間は12時から18時。マンハッタンからも地下鉄ですぐのため、ファッションやNYのアート史に関心のある人は、ほかの展示と合わせて訪ねたい。
会期
作家
開館時間
入場
- 見どころ
- ジュリオ、ホーマー・レイン/チャールズ・ジェームズ、ウィリー・スミス、ベッツィ・ジョンソンによる4つの実験的展示の再構成
- PS1アーカイブ所蔵のメモ、書簡、写真、映像などの資料
- 11月7日14時からトーク「A Fashion Alternative」
- 入場無料







