展覧会 · MoMA PS1 · Long Island City
プレシャス・オコヨモン、MoMA PS1の中庭で大型インスタレーション
MoMA PS1が始めた新プログラム「コートヤード・コミッション」の第1回として、プレシャス・オコヨモンが中庭を草花と巨大なテディベア彫刻、音の庭に変える。2028年7月まで、入場無料。
文・NBT編集部 · 2026-10-16
ロングアイランドシティのMoMA PS1が、中庭を舞台にした新シリーズ「コートヤード・コミッション」を始めた。第1回に選ばれたのは、アーティストで詩人のプレシャス・オコヨモン(1993年生まれ、ナイジェリア系アメリカ人)。作品名は「Among the Flowers I Learned to Love: A Garden of Decreation」で、2026年7月31日から2028年まで展示される。
コートヤード・コミッションは、場所の特性に応えて制作される隔年開催のプログラムで、実験的なアートが屋外空間をどう変えうるかを探るために、新たな大規模作品を依頼する。オコヨモンの本作は、これまでで最大規模の屋外インスタレーションとなる。
中庭に広がるのは、草、花、雑草、スゲ、ヴァイン(つる植物)、そして花粉を運ぶ昆虫たちが暮らす、育ち続ける森だ。対立するものとして語られがちな種を、あえて同じ場所に集めている。在来種と外来種、一年草と多年草、栽培された植物と野生の植物が共存する。気候変動の予測しがたさを見据えながら、近い将来の風景を先取りし、やわらかさ、休息、再生を大切にする「都市のための庭」を提案している。
庭の中心には、巨大なテディベアの彫刻がある。来場者は中に入り、よじ登り、また外へ出ることができる。花から着想を得た軽やかな楽器の音が中庭に流れ、クマの内部ではアーティスト自身が朗読する詩が聞こえる。植物、彫刻、音、言葉が重なり合う体験型の作品だ。
企画は、MoMA PS1のチーフ・キュレーター兼キュラトリアル・アフェアーズ・ディレクターであるルーバ・カトリブ。主な支援はブルームバーグ・フィランソロピーズが担う。MoMA PS1の入場は無料で、公式サイトによれば開館時間は12時から18時(掲載日)。展示は2年にわたるため、季節ごとに姿を変える庭を訪ねる楽しみもありそうだ。住所は22-25 Jackson Avenue, Long Island City。
- 状況
- 開催中
- 会期
- 7月31日 – 7月31日
- 作家
- Precious Okoyomon
- 会場
- MoMA PS1
22-25 Jackson Avenue, Long Island City, NY
Google マップで開く - 開館時間
- 12時〜18時(掲載日の表示)
- 入場
- Free
- 見どころ
- 中に入ってよじ登れる巨大なテディベア彫刻
- 在来種と外来種、野生と栽培の植物が共存する成長する庭
- 花に着想を得た楽器の音と、作家本人による詩の朗読
- オコヨモンにとって最大規模の屋外インスタレーション


