展覧会 · The Studio Museum in Harlem · Central Harlem
ペギー・クーパー・カフリッツ旧蔵コレクション展、スタジオ・ミュージアム・イン・ハーレムで開催中
スタジオ・ミュージアム・イン・ハーレムで、収集家ペギー・クーパー・カフリッツの遺贈コレクションから選んだ作品を紹介する展覧会。カーリー・ジェームス・マーシャルら47組が参加し、会期は2027年2月28日まで。
文・NBT編集部 · 2026-10-16

ハーレムの中心、西125丁目144番地にあるスタジオ・ミュージアム・イン・ハーレムで、「Dreams of This Future: The Collection of Peggy Cooper Cafritz」が開かれている。会期は2027年2月28日まで。美術館が受け取った歴史的な寄贈品のなかから作品を選び、コレクターとしてのペギー・クーパー・カフリッツ(1947–2018)の姿を初めて正面から描く展覧会だ。
カフリッツは美術のパトロンであり、教育者であり、公民権運動の活動家でもあった。1974年にワシントンDCの公立学校デューク・エリントン芸術学校を共同で設立し、亡くなる際には蒐集作品の大半を同校とスタジオ・ミュージアムに遺した。美術館はこれまでにも、この遺贈品の数十点を展示してきた。ただ、収集家としての人物像に焦点を当てるのは今回が最初になる。
彼女は生涯に二つのコレクションを築いた。最初のものは2009年の火災でほとんどが失われ、二つ目は亡くなる前の7年間で集められた。どちらも、アフリカ系の作家を支え続けるという一貫した姿勢に貫かれている。絵画、写真、彫刻、テキスタイル、紙の作品と幅広い領域を集め、まだキャリアの浅い作家を早い段階から後押ししたことも特徴だ。本人は自らの収集を「美の絶え間ない探求」と呼び、それは「政治的な行為でもあった」と語っている。
遺贈は400点以上、200人を超えるアフリカ系の作家に及び、美術館のコレクションにまだ加わっていなかった作家も多かった。本展が見せるのはその一部にすぎないが、公平さ、美、そして作品が残り続けることへの彼女の姿勢を伝えようとする構成である。
参加作家は、カーリー・ジェームス・マーシャル、シモーヌ・リー、ワンゲチ・ムトゥ、ニック・ケイヴ、ディアナ・ローソン、タイタス・カファー、ハンク・ウィリス・トーマス、ジェニファー・パッカー、トヤン・オジー・オドゥトラ、ツィシャバラ・セルフ、ノア・デイヴィスら47組。アフリカ、カリブ海地域、アメリカの作家が並び、世代も幅広い。企画はキュレーターのコニー・H・チョイと、キュレトリアル・アシスタントのキキ・テショメが担当した。ハーレムを訪れる機会に、一人の収集家がどのように作家たちと関わったかを見られる展示だ。
会期
作家
- 見どころ
- コレクターとしてのカフリッツに初めて焦点を当てた展覧会
- 絵画・写真・彫刻・テキスタイル・紙の作品など多様な媒体を展示
- カーリー・ジェームス・マーシャル、シモーヌ・リーら47組が参加
- 400点超の遺贈作品のうち、ごく一部を紹介







