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NYロングアイランドシティ、野口美術館が山本耀司とダン・ヴォにイサム・ノグチ賞
10月6日、NYクイーンズのノグチ美術館が年次ベネフィットで第13回イサム・ノグチ賞をデザイナーの山本耀司とアーティストのダン・ヴォに贈った。あかり誕生75周年の年、会場は彫刻庭と展示室だった。
文・NBT編集部 · 2026-10-17

2026年10月6日(火)、ニューヨーク・ロングアイランドシティのノグチ美術館が年次ベネフィットを開き、第13回イサム・ノグチ賞をファッションデザイナーの山本耀司とアーティストのダン・ヴォに贈った。ベネフィットは同館最大の資金調達イベントで、展覧会や教育プログラム、世界最大規模のノグチ作品コレクションの管理、アーティストのアーカイブと空間の保存を支えている。
同賞は2014年に創設され、ノグチの革新性と無限の想像力を共有する人物を世界中・分野を問わずたたえる。恐れを知らない実験、異文化の対話、社会性が評価の軸だ。過去の受賞者には安藤忠雄、川久保玲、深澤直人、杉本博司、李禹煥らがいる。
山本は1972年にY'sを立ち上げ、1981年にパリで初のランウェイコレクションを発表した。「黒の詩人」と呼ばれ、フィット、プロポーション、ジェンダーの常識を問い直してきた。活動はadidasとのY-3、北野武監督作の衣装、ワーグナーのオペラ、ピナ・バウシュのヴッパタール舞踊団の公演にも及ぶ。美術館は、過去の形を未来的に作り直す姿勢を、ノグチが語った工芸の「真の発展」に重ねている。1943年東京生まれで、東京とパリを拠点にする。WWDによれば山本は出席できず、ノグチについて語る映像で顕彰された。受賞に寄せた言葉は「イサム・ノグチは東洋と西洋、そしてその先に開かれた空間をつくる言語を生み出した」という趣旨で始まる。
ヴォは1975年ベトナム生まれ。現在はドイツの農場兼スタジオ「ギュルデンホフ」を拠点とする。この10年、ノグチ作品と対話してきた。2018年の香港M+「Noguchi for Danh Vo: Counterpoint」とコペンハーゲンSMKでの展示に始まり、ルクセンブルクのMudam、ヴェネチアのクエリーニ・スタンパリア財団、そして直近のM+「Danh Vo in Situ: Akari by Noguchi」へと続く。賞はハウ館長から手渡された。
今年は「あかり」誕生75周年にあたる。招待客は彫刻庭と1階展示室でカクテルを楽しみ、式典はエイミー・ハウ館長と理事長スーザン・ケスラーが進行した。在ニューヨーク日本国総領事の片山和之大使も挨拶した。式典後の夕食は2階展示室で、あかりと生花に照らされた。サイレントオークションには「オクテトラ」と「プレイ・スカルプチャー」が出品された。
ヴォの個展はホワイトキューブ・ニューヨークで10月16日まで開かれた。ヴィルチェク財団の「Danh Vo: Rebuilding Liberty」は2027年6月25日まで続く。寄付はオンラインで受け付けており、問い合わせはbenefit@noguchi.orgまで。







