ファッション
NYのファッション好きも注目、A-POC ABLE ISSEY MIYAKEと JAXAの南極ジーンズ展(東京)
A-POC ABLE ISSEY MIYAKEとJAXAの協業「TYPE-XVII」を紹介する特別展が、東京・赤坂の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で11月19日まで開催中。南極の衛星画像を織り上げたジーンズが主役です。
文・NBT編集部 · 2026-10-23
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東京・赤坂の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で、特別展「『一枚の布の可能性』TYPE-XVII JAXA project by A-POC ABLE ISSEY MIYAKE」が始まった。会期は10月21日から11月19日まで、火曜は休館。主催は株式会社イッセイミヤケで、会場は東京ミッドタウン・ミッドタウン・ガーデン内にある。ニューヨークからは遠い展示だが、イッセイ ミヤケの「一枚の布」という考え方が科学とどう結びつくのかを示す内容で、NYのファッションやデザインに関心のある読者にも目を引く企画だ。
起点になったのは、JAXAの気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)が捉えた南極大陸の画像である。平均約2kmの厚さの氷床に走る亀裂と、その隙間からのぞく濃紺の海。抽象的な文様のようにも見える光景を、A-POC ABLE ISSEY MIYAKEは高度なジャカード織りでジーンズに落とし込んだ。織組織の密度による濃淡と階調で表現し、ジーンズならではの質感を生かしている。
もう一つの見どころは、同じ観測画像から着想した生地のプロトタイプだ。折紙の幾何学や構造を研究する東京大学・舘知宏研究室の協力を得て、布に新しい構造を与えることで生まれる可能性を探った。用途は衣服にとどまらず、住環境の内装材や建材まで見据える。想定する場は宇宙や極地といった、限られた素材と制約のある環境で、その制約を「創造の条件」として捉え直している。
地球を観測する視点は、身体と衣服の関係に何をもたらすのか。展覧会はジーンズとプロトタイピングという二つの取り組みを通じて、その問いに向き合う。来場者とともに、環境や社会に応答する衣服のあり方を考える場とすることを目指している。最新のビジュアルは、A-POC ABLE ISSEY MIYAKEの公式インスタグラムでも発信されている。
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