イベント

NY市の再利用素材倉庫MFTA、助成アーティスト向け月例ショッピング日を開始

NY市文化局の再利用素材プログラムMaterials for the Artsが、2026年10月から毎月第2月曜(祝日除く)に市助成を受けたアーティスト専用の買い物日を設ける。予約は各区のアーツカウンシル経由。

文・NBT編集部 · 2026-10-13

ニューヨーク市文化局(DCLA)が運営する再利用素材プログラム「Materials for the Arts(MFTA)」が、2026年10月から、地域アーツカウンシルの助成を受けたアーティスト専用のショッピング日を新設した。対象日は毎月第2月曜日で、祝日は除く。助成を受けたアーティストは、制作活動の支えとして、この日にMFTAで素材を選べる。

背景には、市の助成金の増額がある。ゾーラン・マムダニ市長とDCLAのディヤ・ヴィジ局長は、個人アーティストや集団、小規模非営利団体向けの市助成の上限を、従来の5,000ドルから最大10,000ドルに引き上げると発表した。上限の引き上げは約20年ぶりだ。DCLAは各区の再助成パートナーに資金を配り、パートナーがアーティストらに分配する仕組みで、MFTAの新しい買い物日はこの支援策の一環と位置づけられている。

利用するには、まず各区の助成を受ける必要がある。予約は、助成を受けたアーティストがそれぞれの地元アーツカウンシルを通じて行う。DCLAのページによる窓口は次のとおり。ブロンクスはBronx Council on the Arts(tracey@bronxarts.org)、ブルックリンはBrooklyn Arts Council(grants@brooklynartscouncil.org)、クイーンズはNew York Foundation for the Arts(apply@nyfa.org)、スタテンアイランドはStaten Island Arts(gmimozo@statenislandarts.org)。マンハッタンはLower Manhattan Cultural Councilが担当し、2026年のManhattan Arts Grantsの助成対象者は専用ページ(lmcc.website/MFTA)から案内を見られる。

これから申請する人向けの締め切りも出ている。ブロンクスは10月30日、マンハッタンは11月12日、クイーンズは11月17日。スタテンアイランドは11月に受付が始まる。ブルックリンの締め切りは10月11日だった。

MFTAは市が運営する素材再利用の拠点で、ニューヨークで制作する人にとって、素材費を抑える手段になる。日本の読者にとっても、行政が助成金の増額と現物支援を組み合わせて、制作現場の費用負担を減らそうとしている点は注目に値する。一般の来場者向けの店舗ではなく、助成を受けたアーティストが対象のプログラムである。

開催日

10月19日(月)

時間

毎月第2月曜日(祝日を除く)

価格

Free for artist grantees (booking through local arts council)