展覧会 · 303 Gallery · Chelsea

ティム・ガードナー、303ギャラリーのプロジェクトルームで水彩新作展

チェルシーの303ギャラリーで、ティム・ガードナーがニューヨーク、ロンドン、ロサンゼルスの風景を描いた水彩7点を展示。写真を元に時間の流れを見つめる。会期は2026年10月24日まで。

文・NBT編集部 · 2026-10-16

ティム・ガードナー、303ギャラリーのプロジェクトルームで水彩新作展
303 Gallery

チェルシーの303ギャラリーは、奥のプロジェクトルームでティム・ガードナーの新作展を開いている。会期は2026年9月10日から10月24日まで。ニューヨーク、ロンドン、ロサンゼルスの三都市を描いた水彩画が並ぶ。

ガードナーは1973年アイオワ州アイオワシティ生まれ。マニトバ大学で美術学士号(BFA)、コロンビア大学で美術修士号(MFA)を取得した。現在はカナダのアルバータ州を拠点にしている。30年以上にわたり、写真の像を水彩で細密に描き写す制作を続けてきた。題材は特別な名所ではなく、身近な場所や日常の体験が中心だ。2023年にはウィニペグ美術館が初の本格的な回顧展「Tim Gardner: The Full Story」を開き、30年間の仕事を振り返った。作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)、ホイットニー美術館、カナダ国立美術館などに収蔵されている。

今回の出品作は、数年にわたって三都市で撮りためた写真が元になっている。場所は特定できるが、描かれているのは現在の姿とは限らない。スカイラインや建物、周囲の環境がその後変わった場所も含まれる。展覧会全体を通して水が繰り返し現れ、都市の風景と海辺の風景を静かなリズムでつなぐ。写真に写った時間の経過も、絵の中に残されている。

出品作は2026年制作の水彩7点。ニューヨークからは《Bethesda Fountain》、ロンドンからは《Bermondsey St.》《Tower Bridge Sunrise》《Thames Sunset》、ロサンゼルスからは《L.A. Beach Scene》《Surfer at Venice Pier》《Under Venice Pier》が出ている。サイズは縦横30〜57cmほどで、紙に描かれ額装されている。最大の《Thames Sunset》は額込みで約67×81cm。

見る側はゆっくり時間をかけて向き合うことになる。見慣れた風景が、描かれることで時間や知覚についての考察へと変わっていく。ギャラリーは555 West 21st Street。ほかのチェルシーのギャラリー巡りの合間に、小さな部屋で細かな筆づかいを間近に見られる。

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状況
まもなく終了
会期
9月10日 – 10月24日
作家
Tim Gardner
会場
303 Gallery
555 West 21st Street, New York, NY
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見どころ
  • ニューヨーク・ロンドン・ロサンゼルスを描いた2026年制作の水彩7点
  • 《Thames Sunset》:出品作で最大、額込み約67×81cm
  • ヴェニス・ピアを題材にした3点(サーファー、桟橋の下、ビーチ)
  • 水が繰り返し現れ、都市と海辺をつなぐ構成