イベント · Chelsea
NYチェルシー、ARTECHOUSEで海の薄明層を体験する没入型展
ニューヨーク・チェルシーマーケット内のARTECHOUSE NYCで、ウッズホール海洋研究所と共同制作した没入型展「Twilight Zone: Hidden Wonders of the Ocean」を開催中。24分の映像作品、7つの体験型インスタレーション、6つのXR体験で深海の薄明層を紹介する。
文・NBT編集部 · 2026-10-14
エリア

チェルシーマーケットの地下、築100年以上のボイラー室を使ったARTECHOUSE NYCで、「Twilight Zone: Hidden Wonders of the Ocean」が開催中です。テーマは、海面から遠く離れた深さに広がる薄暗い層「海の薄明層(トワイライトゾーン)」。映像、音、手で触れるテクノロジーを通して、生物発光する生き物たちの世界を紹介します。公式の案内では、この層では「奇妙さこそが強み」だと語られています。

制作はARTECHOUSE Studioで、1930年創設の非営利研究機関ウッズホール海洋研究所(WHOI)と共同で行いました。ARTECHOUSE StudioはこれまでもSociety for NeuroscienceやNASAなどの科学機関と組んでおり、今回もその流れにあります。オリジナルの音楽とサウンドデザインは、Tilde Sound ArtのMehmet Ünalが担当しました。

中心となるのは、24分間の没入型シネマティック作品です。深海から海面へ向かう動物たちの夜ごとの大移動を描き、その動きが地球の健康と深く結びついていることを伝えます。薄明層の生き物や働きは気候を冷やす役割を担い、クジラやサメ、メカジキやマグロといった漁業上も価値の高い魚の重要な食料源にもなっています。

メイン作品の周囲には、7つのインタラクティブ・インスタレーションと6つのXR体験があります。ロボット「Mesobot」の視点で深海を進む体験は、絵本『Where the Weird Things Are』に着想を得たものです。生物が仲間を引き寄せ、捕食者を遠ざけ、群れの動きをそろえるために使う発光を光の作品で再現した展示もあります。ほかにも、一種ずつ間近に観察できるインタラクティブな水族館、ソナーで音を映像に変える展示、eDNA解析で深海の生物多様性を見せる展示が並びます。
会場は439 W. 15th St.のチェルシーマーケット内です。営業は日・月・火・木曜が12時〜19時、金曜が12時〜20時、土曜が11時〜20時で、水曜は休みです。XRバーは営業時間中に利用できます(土曜は12時から)。所要時間は60〜75分が目安とされています。チケットはオンラインで事前購入でき、会場は事前予約のほうが空き状況と価格の面で有利だとしています。







