展覧会 · Chelsea

NYチェルシーの47 Canalで、シシ・ウー「蛍の光」をめぐる灯籠展

47 Canalで、シシ・ウーの個展「Auld Lang Syne (prelude)」が11月7日まで開催中。竹や柳、桑の紙で作った11基の灯籠彫刻と16mm映写、墨・水彩作品で、日韓の歴史と「蛍の光」を扱う。

文・NBT編集部 · 2026-10-29

NYチェルシーの47 Canalで、シシ・ウー「蛍の光」をめぐる灯籠展
Image: 47 Canal

ギャラリー47 Canalで、アーティストのシシ・ウー(Cici Wu)による個展「Auld Lang Syne (prelude)」が開かれている。会期は2026年10月1日から11月7日まで。会場は現在、マンハッタンのウェスト20丁目529番地のグランドフロアにある。

中心となるのは、竹、柳の若枝、桑の紙(マルベリーペーパー)で作られた11基の灯籠の彫刻だ。骨組みを編み、和紙のように薄い紙を張った灯籠は、光を内に抱える形そのものが作品の核になっている。そこに16mm映写機が加わり、フィルムの光と灯籠のあかりが同じ空間に並ぶ。墨と水彩によるドローイングも出品されている。

主題に据えられているのは、韓国と日本の歴史、そして世界各地で年の終わりや別れの場面に歌われる「Auld Lang Syne」だ。日本ではこの旋律が「蛍の光」として卒業式や閉店の音楽に使われており、日本で暮らした経験のある人には耳になじんだ曲である。同じ旋律が国や時代によって異なる意味を帯びてきたことが、展覧会の入口になっている。

タイトルに「prelude(前奏)」とあるとおり、本展は大きな構想の導入部として位置づけられている。ウェスト20丁目はチェルシーのギャラリー街にあり、近隣の展覧会とあわせて回りやすい。会期は11月7日までで、終了が近づいている。

場所

Google マップで開く公式サイト

会期

10月1日(木)〜11月7日(土)