展覧会 · Midtown East
NYフラットアイアンの性の博物館で「The Life Force」、アンパロ&マヌエル財団の肖像作品が米初上陸
Museum of Sexで開催中の「The Life Force」は、メキシコのアンパロ&マヌエル財団の大型figurative作品を米国で初公開。トレイシー・エミンら30名超の絵画・彫刻・ドローイングで、エロスと死の緊張を描く。

フラットアイアン地区のMuseum of Sex(233 Fifth Avenue、27th Street角)で、「The Life Force: Portraits from the Amparo & Manuel Foundation」が開催中。会期は4月24日から11月までで、終了が近づいている。アンパロ&マヌエル財団(AMMA)と同館の共同企画で、財団のコレクションが米国で披露されるのは今回が初めてだ。
テーマの軸は、フロイトが示した「エロス(生の本能)」と「タナトス(死の欲動)」の緊張関係。老い、断絶、不確実さ、社会全体の不安定さといった条件のもとで、人の生命力がむしろ強まるという視点から、親密さを「生の脆さへの応答」として捉える。
出品されるのは、絵画、彫刻、ドローイングにわたる大型の具象作品。人物は自省や露出の状態で描かれ、裸体は内面が外にさらされた「脆さの可視化」として機能する。身体や空間にはひび割れの兆しがあり、表面の落ち着きの下にある構造的なストレスを示唆する。一方で官能は「ソフトパワー」として、静かに、しかし持続的に働くものと位置づけられる。
参加作家はトレイシー・エミン、リサ・ユスカヴェージ、ヘルナン・バス、サラ・ルーカス、ダヴィッド・シュリグリー、キャサリン・バーンハート、ブラッド・カルハマー、バート・スターンなど30名超。国際色豊かな顔ぶれだ。キュレーターは同館のタム・グリン。展覧会デザインはEunice Yunjeong Lee、サウンドデザインはFlavorlab、グラフィックはStudio Bingoが手がけた。
チケットは同館のニューヨーク向けオンライン販売ページで扱われている。NYCの最終入場は閉館の2時間前。アート目的で訪れる人にも向く内容で、会期末が近いため早めの訪問が望ましい。
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