展覧会 · The Drawing Center · SoHo
ドローイング・センター、香港のバーガー・コレクション展『形・影・動き』
SoHoのドローイング・センターで10月23日開幕。香港のバーガー・コレクションから約50点の紙の作品を選び、横尾忠則、杉戸洋、イサベラ・セヴィル・フュルンケスら日本ゆかりの作家を含む29人を紹介する。
文・NBT編集部 · 2026-10-16

SoHoのウースター・ストリートにあるドローイング・センターで、2026年10月23日から2027年1月24日まで、香港のバーガー・コレクションを紹介する展覧会「Form, Shadow, Motion(形、影、動き)」が開かれる。同館は個人コレクションを題材にした展覧会を続けてきたが、今回もその流れに連なる企画だ。
バーガー夫妻のコレクションは、紙の作品だけで1,000点を超える。キュレーターのオリヴィア・シャオ(バーガー・コレクションおよびTOY Meets Artのキュレーター)は、そこから約50点を選んだ。歴史的、詩的、哲学的な関心を共有する作品を集め、一編の視覚的なエッセイとして組み立てている。香港とニューヨークを二つの参照点に置き、東洋の思想と西洋の哲学を導きの枠組みとする構成である。展示は同館のギャラリー全体を使う。
参加作家は世界各地から29人。カイ・アルトホフ、モニカ・ベール、フィオナ・バナー、ロバート・ゴーバー、ハーモニー・ハモンド、アリツィア・クヴァデ、メレット・オッペンハイム、ブリンキー・パレルモ、アン・トゥルーイット、フランツ・ヴェスト、ジャック・ウィッテン、ザリーナらが名を連ねる。香港在住の作家ではクーン・ワイボン、コン・チュンヘイ、クリスティン・ン・ミンヤンが加わる。生年は1913年生まれのオッペンハイムから1993年生まれのシノー・ナムまで幅広く、世代も地域もまたがる顔ぶれだ。
日本の読者にとって注目したいのは、日本にゆかりのある二人の作家である。兵庫県西脇市出身の横尾忠則(1936年生まれ、東京在住)と、名古屋を拠点とする杉戸洋(1970年生まれ)だ。さらに、東京生まれでベルリンを拠点とするイサベラ・セヴィル・フュルンケス(1988年生まれ)も出品する。
なお、アルヴィン・バルトロップ、ランティ・バム、トーザー・パク・シェンチュン、シアスター・ゲイツ、ニック・マウス、シリン・ネシャット、邱世華(チウ・シーホア)、アニー・ライ・クエン・ワン、曹雨(ツァオ・ユー)の9人は、2027年に香港のアジア・ソサエティで開かれる拡大版で紹介される作家とされている。ニューヨークの会場では見られない可能性があるため、この点は頭に入れておきたい。カタログはアジア・ソサエティ香港センターとの共同刊行。展覧会は同館の展覧会基金の支援を受けている。
開幕前日の10月22日(木)午後6時から8時には、一般向けのオープニング・レセプションがある。会場は現在、展示作業のため閉館中で、10月23日に開幕する。
会期
作家
- 見どころ
- 横尾忠則、杉戸洋、イサベラ・セヴィル・フュルンケスら日本ゆかりの作家の紙作品
- 1,000点超のコレクションから選ばれた約50点を、ギャラリー全体で展示
- 10月22日(木)18〜20時に一般向けオープニング・レセプション
- 2027年にアジア・ソサエティ香港へ巡回(拡大版)







