展覧会 · Paula Cooper Gallery · Chelsea

クレス・オールデンバーグ「Six Themes」展、ポーラ・クーパー・ギャラリーで

チェルシーのポーラ・クーパー・ギャラリーで11月5日から、クレス・オールデンバーグの「Six Themes」展が開幕。1975年のウォーカー・アート・センター巡回展を再訪し、彫刻・素描・版画で6つの主題をたどる、50年ぶりの企画です。

文・NBT編集部 · 2026-10-16

クレス・オールデンバーグ「Six Themes」展、ポーラ・クーパー・ギャラリーで
Interior page of Oldenburg, Six Themes, published by Walker Art Center, 1975. — Paula Cooper Gallery

チェルシーのポーラ・クーパー・ギャラリー(534 West 21st Street)で、2026年11月5日から12月19日まで、クレス・オールデンバーグの「Six Themes」展が開かれます。オールデンバーグ&クースje・ファン・ブルッヘン財団とギャラリーの共催で、彫刻、素描、版画による大規模な展示です。

展覧会名は、1975年にマーティン・フリードマンがミネアポリスのウォーカー・アート・センターで organizar した回顧的な巡回展に由来します。この展覧会はデンバー美術館、シアトル美術館、ニューオーリンズ美術館、トロントのオンタリオ美術館にも巡回しました。今回は、この主題に絞った展示としては50年ぶりとなります。

6つの主題は、ジオメトリック・マウス、スリーウェイ・プラグ、ファグエンド(吸い殻)、洗濯ばさみ、タイプライター・イレーザー、そしてミットとボールです。オールデンバーグは、形の面白さと、スケールを自在に変えられる柔軟さを基準に題材を選びました。小さな洗濯ばさみも、高さ30メートル級の洗濯ばさみも同じように興味深い、という考え方です。日用品が多い中で、ジオメトリック・マウスは映写機を横から見た形から発展し、「分析と知性」を表す作者自身の象徴になりました。

オールデンバーグは既製品をそのまま使うことはほとんどなく、すべてを作り直すことで「作品であり、同時に物でもある」状態をつくりました。制作はアメリカ各地の工房との協働で進み、コネチカット州ノースヘイブンのリピンコット社は、ファグエンド、洗濯ばさみ、タイプライター・イレーザー、ジオメトリック・マウスの大型版を手がけました。会場のヴィトリンには、リピンコットのアーカイブから制作過程の写真が並びます。

出品作には、作家財団の所蔵作品と公私のコレクションからの借用作品が含まれます。画廊のサイトで紹介されているのは、1974年の《Study for a Civic Sculpture in the Form of a Mitt and Ball》、1968年のノートの頁《Typewriter Eraser》、1971年の陽極酸化アルミの《Geometric Mouse – Scale C》、1969年の《Model for a Mahogany Plug, Scale B》、1976年の《Fagend Study, Prototype》、1975年のソフト版《Clothespin – 4 Ft.》などです。デイヴィッド・プラツカーによる文章を載せた図版入りのリーフレットも用意されます。

11月14日(土)午前11時には、レイチェル・ハリソンとアレックス・キトニックによるギャラリーウォークスルーが行われます。

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状況
これから
会期
11月5日 – 12月19日
作家
Claes Oldenburg, Coosje van Bruggen
会場
Paula Cooper Gallery
534 West 21st Street, New York, NY
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見どころ
  • 1975年の巡回展「Six Themes」を50年ぶりに再訪する、6つの主題に絞った展示
  • 《Geometric Mouse – Scale C》(1971)や柔らかい素材の《Clothespin – 4 Ft.》(1975)など、素材とスケールの異なる作品
  • リピンコット社のアーカイブ写真で見る大型彫刻の制作過程(ヴィトリン展示)
  • 11月14日午前11時、レイチェル・ハリソンとアレックス・キトニックによるウォークスルー