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ロス・ブレックナー、ペッツェルで新作絵画展「Octopus」
ブルックリン生まれの画家ロス・ブレックナーが、チェルシーのペッツェルで新作絵画展「Octopus」を開催中。ギャラリーでは4度目の個展で、10月24日まで。
文・NBT編集部 · 2026-10-16

チェルシーの520 West 25th Streetにあるペッツェルで、ロス・ブレックナーの新作絵画展「Octopus」が開かれている。会期は2026年9月17日から10月24日まで。同ギャラリーでの個展は今回が4回目となる。
ブレックナーは1949年ブルックリン生まれで、現在もニューヨークを拠点に制作している。ソロモン・R・グッゲンハイム美術館、サンフランシスコ近代美術館、ストックホルムのモデルナ・ムゼーetで大規模な回顧展が開かれてきた。作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)、ホイットニー美術館、ハーシュホーン美術館、テート、シカゴ美術館などにも収蔵されている。
今回の作品群を貫くのは、あらかじめ主題や物語を決めずに描き進める直感的な方法だ。新聞、書籍、雑誌、インターネット、そして自身の日常から長年集めてきた写真が素材になる。それらを忠実に再現するのではなく、遊ぶように見直し、変形させていく。1点の絵が次の1点の出発点となり、モチーフは繰り返され、重ねられ、組み替えられて、元の姿をたどれなくなるほどになる。スタジオは絶え間ない即興の場であり、絵画は「視覚的な意識の流れ」として展開する。
出品作では、観察と創作のあいだの揺れが具体的に見て取れる。《Medicine Cabinet》(2025年)では、生物の形を思わせるフォルムと枝分かれする赤い線が画面に広がる。解剖図や血管、細胞の構造を連想させながら、ひとつのイメージには収まらない。《Where Is My Body》(2025年)では、青と白の明るい面の上に繊細なピンクの線構造が漂い、分子模型や結晶格子、顕微鏡の視野のようにも見える。《The Dancers》(2026年)では、半透明の身体が大きな筆致の中から少しずつ現れ、手足が折り重なって、動きそのものが主題になる。
そのほか《Alone With Everyone》《Two Chests and a Brain II》《Rest (K.M.)》(いずれも2026年)などが出品されている。いずれも油彩で、大きいものは縦横2メートルを超える。開廊は火曜から土曜の10時から18時。
- 状況
- まもなく終了
- 会期
- 9月17日 – 10月24日
- 作家
- Ross Bleckner
- 会場
- Petzel
520 West 25th Street, New York, NY
Google マップで開く - 開館時間
- 火〜土 10:00〜18:00
- 見どころ
- 《Medicine Cabinet》(2025年):枝分かれする赤い線が解剖図や血管のように広がる、213cm四方の大作
- 《Where Is My Body》(2025年):青と白の面に漂うピンクの線構造
- 《The Dancers》(2026年):半透明の身体が筆致から立ち上がる
- ペッツェルでの4度目の個展、会期は10月24日まで





