展覧会 · Whitney Museum of American Art · West Village
ホイットニー美術館「artport:インターネット・アート史」展、25周年で開幕
ホイットニー美術館が、ネットアート委託プロジェクト「artport」の25周年を記念する展覧会を11月21日に開幕。100点超の委託作品でネットアートの四半世紀をたどり、オペレーターによる新作パフォーマンスも初演される。
文・NBT編集部 · 2026-10-16

ホイットニー美術館は2026年11月21日、6階のギャラリーで「artport: A History of Internet Art」を開幕する。artportは同館が2001年に立ち上げた、ネットアートの委託制作を紹介するオンライン上のギャラリー空間。今年で25周年を迎え、その歩みを会場とオンラインの両方で振り返る。出品されるのは、artportのために委託制作された100点以上の作品だ。
展示は、artportサイトの三つの委託カテゴリーに沿って組み立てられている。2001年から2006年に作られ、アーティストのウェブサイトへの入り口となった「Gate Pages」、2001年から続く主軸の「Commissions」、そして2009年から2024年まで続いた「Sunrise/Sunset」シリーズと、その後継である「On the Hour」である。会場は間仕切りの少ない開放的な構成で、複数のブラウザウィンドウが宙に浮かんでいるような印象をつくり、オンラインの歴史を実際の空間に持ち込む。
参加アーティストは、コード、データ可視化、非線形の物語、世界観の構築、ゲーム環境、AIを用いたネットアートなど、幅広い手法で制作している。プライバシー、アイデンティティ、自己認識、監視、オンラインとオフラインの境界といった、インターネットが変えてきたテーマに取り組む作品が並び、ネットを表現の場であり同時に素材として用いてきた25年間を概観できる。
関連プログラムとして、アーティストデュオ「Operator」の『Human Unreadable Act III』がワールドプレミアとして上演される。2023年から三幕で展開してきたジェネレーティブな振付作品の完結編で、身体、野心、テクノロジーの関係を探るマルチメディア・パフォーマンスだ。会場は同館のSusan and John Hess Family Theaterで、日程は11月19日、21日、22日。19日は19時から20時30分の回である。
展覧会を企画したのは、デジタルアート担当キュレーターのクリスティアン・ポール。デヴィッド・リスボン(キュレトリアル・アシスタント)、コリン・ブルックス(デジタル開発責任者)が加わっている。11月18日の水曜12時から18時には会員向けのプレビューデーも設けられている。会場はウェスト・ヴィレッジのガンズヴォート・ストリート99番地。
- 状況
- これから
- 会期
- 11月21日
- 作家
- Operator, Christiane Paul (curator)
- 会場
- Whitney Museum of American Art
99 Gansevoort Street, New York, NY
Google マップで開く - 見どころ
- artport委託の100点超の作品でネットアート25年史をたどる
- Gate Pages、Commissions、Sunrise/Sunset、On the Hourの4区分で構成
- Operator『Human Unreadable Act III』ワールドプレミア(11/19、21、22)
- 浮かぶブラウザウィンドウを思わせる開放的な会場構成





