展覧会 · Almine Rech · Tribeca
ジェームズ・タレル、NYトライベッカのアルミヌ・レッシュで13回目の個展
光を素材に制作するジェームズ・タレルの個展が、トライベッカのアルミヌ・レッシュ・ニューヨークで11月12日に開幕。新作のシャロー・スペース、グラスワークス、クロス・コーナーなど15点以上を展示する。入場無料。
文・NBT編集部 · 2026-10-26
ニューヨークのトライベッカにあるアルミヌ・レッシュ・ニューヨークで、2026年11月12日から2027年1月30日まで、ジェームズ・タレルの個展「Something Old, Something New, Something Borrowed, Something Blue」が開かれる。同ギャラリーでの個展としては13回目にあたり、30年を超える協働の積み重ねを示す展覧会となる。
タレルは1960年代から、光そのものを素材として作品をつくってきた作家で、南カリフォルニアを拠点に広がった「ライト・アンド・スペース」の動向を代表する一人である。手で触れられそうなほど固体に見える光の塊、ゆっくりと色を変えていく光に満たされた部屋、移りゆく空を切り取る建築的な構造物など、その仕事は多岐にわたる。いずれも、見るという行為そのものに意識を向けさせる、静かで身体的な体験を差し出す。
今回は15点以上を展示する。新作の「シャロー・スペース」、シリーズ「グラスワークス」の新作、そして新しい「クロス・コーナー」の作品が加わる。いずれもタレルの代表的なシリーズの延長にあり、空間と光の探究を続ける姿勢が表れている。鑑賞者が自分自身の感覚に注意深く向き合うことが促される構成だ。
ギャラリーとの関係は1989年にさかのぼる。この年、アルミヌ・レッシュはパリの自身のギャラリーでタレルのライト・ピース「Blood Lust」を紹介し、これがタレルにとってヨーロッパで初めてのギャラリー個展となった。以来、タレルは一貫して「知覚」を創作の合言葉としてきた。
あわせて、2005年刊行のモノグラフ『Rencontres 9: James Turrell / Almine Rech』から、ブリュッセルとパリを結ぶ列車内で収録された対話の一部が紹介されている。タレルはクエーカー教徒の家庭で育ち、静寂の中で礼拝に臨み、内なる光を迎えるという考え方に触れたこと、古い道具を使い続ける姿勢にその影響を感じていることなどを語っている。
オープニングレセプションは11月12日(木)午後6時から8時。入場は無料で、予約は不要。
- 見どころ
- 新作のシャロー・スペース
- グラスワークス・シリーズの新作
- 新しいクロス・コーナー作品
- 15点以上を展示、11月12日18〜20時にオープニング







