展覧会 · Midtown East

NYフラットアイアンの性の博物館で「ライフ・フォース」展、エロスと死を描く肖像

ミュージアム・オブ・セックスで開催中の「The Life Force」は、メキシコシティのアンパロ&マヌエル財団所蔵の大型肖像作品を米国初公開。トレイシー・エミンら約30人超が参加し、11月まで。

文・NBT編集部 · 2026-10-25

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NYフラットアイアンの性の博物館で「ライフ・フォース」展、エロスと死を描く肖像
Image: The Museum of Sex

フラットアイアン地区のミュージアム・オブ・セックスで、「The Life Force: Portraits from the Amparo & Manuel Foundation」が開催中だ。メキシコシティのアンパロ&マヌエル財団(AMMA)とのコラボレーションで、同財団のコレクションから選ばれた大型の具象作品が米国で初めて公開されている。会期は4月24日から11月まで。

テーマはフロイトが提示した「エロス(生の本能)」と「タナトス(死の欲動)」の緊張関係だ。老い、亀裂、不確かさ、集団的な不安定さといった条件のもとで、人は親密さをどう求めるのか。展覧会はそれを、心理的・時間的・実存的な圧力にさらされた身体として描き出す。絵画、彫刻、ドローイングに登場する人物は内省や露出の状態にあり、裸は内面が外に現れた脆さとして扱われる。身体や環境に走るひびは、表面の落ち着きの下にある構造的なストレスを示唆する。

参加アーティストはトレイシー・エミン、リサ・ユスカヴェージ、ハーナン・バス、サラ・ルーカス、ブルト・スターン、デヴィッド・シュリグリー、キャサリン・バーンハート、リチャード・デュポンら30名余り。ポートレートや身体、心理的な強度に取り組む国際的な顔ぶれがそろう。

キュレーターはミュージアム・オブ・セックスのタム・グリン。彼女は、不安定な世界でこそ愛し、感じ、生き続けようとする衝動が強まると語る。官能を「ソフトパワー」として捉え、断絶の中で接触が深まり、性が命をつなぎ止める手段になるという視点が展示の軸になっている。

会場は5番街233番地(27丁目角)。チケットは同館のオンラインで販売されており、最終入場は閉館の2時間前。会期末が近いため、見に行くなら11月中に。

場所

Google マップで開く公式サイト

会期

4月24日(金)〜11月30日(月)