展覧会 · Midtown West
NYのMoMAで「It's Alive!」展、アニメ100年を200点超で振り返る
ニューヨーク近代美術館(MoMA)で、1908〜2020年のアニメーション原画やフィルム200点超を紹介する「It's Alive!」展が開催中。NYを拠点にした35人超の作家に焦点を当て、2027年夏まで続く。関連上映は10月21日に始まった。

ニューヨーク近代美術館(MoMA)で、「It's Alive! A Century of Animation from the Collection」が2026年8月1日から開催されています。会期は2027年夏まで。デジタル技術がこの分野を一変させる前の約100年間に、主にニューヨークで制作を続けた35人以上のアーティストやフィルムメーカーの仕事を、館の所蔵品から紹介する展覧会です。

展示されるのは、1908年から2020年にかけて作られた原画やフィルムなど200点超。ジェーン・アーロン、ジョン・カネメーカー、サリー・クルックシャンク、ティッサ・デイヴィッド、ジェローム・ヒル、キャンディ・クーゲル、エミリー&フェイス・ハブリー、デヴィッド・エーリック、ジョージ・グリフィン、ジェフ・シャー、マイケル・スポーンらが名を連ねます。

ニューヨークの話にとどまらない点も見どころです。ウィンザー・マッケイの『恐竜ガーティ』(1914年)の原画は、米の薄紙に墨で描かれたもの。ロッテ・ライニガーの『アキメット王子の冒険』(1926年)のフィルム・スチルや、ハンス・リヒターの「ダダスコープ」タイトルカード(マルセル・デュシャン編を含む)も並びます。ほかに、ジョン・ハブリーの『Rooty Toot Toot』のコンセプトアート、ティッサ・デイヴィッドによる『ラガディ・アン&アンディ』の準備画、フェリックス・ザ・キャット関連の資料やフェイマス・スタジオの作品も出品されます。バズコ・プロダクションズが1980年代初頭に手がけたMTV用のセル・セットアップには、デヴィッド・ボウイ、シンディ・ローパー、ティナ・ターナーが登場し、クルックシャンクの『Quasi at the Quackadero』のセルも見られます。商業、インディペンデント、実験映画と、アニメの幅広い流れをたどれます。

展覧会に合わせ、劇場上映シリーズ「It's Alive! Animation Archive Matinees」が2026年10月21日から始まりました。出品作家の短編・長編に加え、館が所蔵するほかのアニメーション作家の作品も上映されます。

企画はMoMA映画部門のロン・マリョッツィ、フランシスコ・バレンテ、ケイティ・トレイナー、カラ・シャッツマンが担当しました。マリョッツィ氏は、ニューヨークがアニメーションの原点であり、ポップカルチャーに影響を与える革新的な作品の拠点であり続けたことを示す展覧会だと語っています。MoMAの公式インスタグラムでも、館内の映画上映とあわせて訪れる見どころとして紹介されています。会場はミッドタウン、西53丁目11番地です。
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