展覧会 · Financial District
NYシーポートにバルーン・ミュージアム常設館、アブラモヴィッチも参加
インフレータブル(空気で膨らませる)アートのバルーン・ミュージアムが、ロウアー・マンハッタンのシーポート、ティン・ビルディングに初の米国常設館を開館。第1弾「Daydream – Air Becomes Art」は、マリーナ・アブラモヴィッチらの作品に触れ、歩いて体験できる展覧会です。

インフレータブル(空気で膨らませる)アートを専門とするバルーン・ミュージアムが、ロウアー・マンハッタンのシーポート地区にあるティン・ビルディング(96 South St)に、米国初の常設フラッグシップを開きました。公式Instagramによれば開館は8月7日です。運営はイタリアのLux Entertainment。これまでの展覧会は世界で800万人以上を集めたとされ、ニューヨークの会場は「インフレータブル・アートの初の常設の拠点」と位置づけられています。Lux Entertainmentの創業者でCEOのロベルト・ファンタウッツィ氏は、空気とバルーンが現代の力強い表現言語になり得るという考えから始まった活動だと語り、ニューヨークに常設館を持つことを大きな節目と述べています。

オープニング展は「Daydream – Air Becomes Art」。現実がふっと想像に切り替わる瞬間をテーマに、空気、光、音、動きを使った没入型の空間が続きます。目玉の一つが、マリーナ・アブラモヴィッチの「Snowy/Windy/Spring on Planet Z」です。子どもの頃の想像力と呼吸をめぐる作品で、空気を主な素材に使うのは彼女にとって初めてとされています。来場者は、肩ほどの高さのインフレータブルの草原と舞い散る人工雪の中を歩きます。

ターナー賞受賞者マーティン・クリードの「Work No. 3883: Half the air in a given space」は、透明な部屋を青い風船で満たし、体積や密度、不在について遊び心ある問いを投げかけます。カリーナ・スミグラ=ボビンスキの「ADA」は、炭の突起がついたヘリウムの大きな球体を来場者が押して動かし、壁や天井、床に痕跡が残っていく作品です。ほかにアレックス・シュヴェーダー、トム・クブリ、ボリス・アケット、ハイパースタジオ、ルブ・キャンディらが参加しています。キャンディの目玉つきの巨大なキャラクター「GINJOS」は、館外やシーポート周辺にも姿を見せ始めています。キュレーターはヴァレンティノ・カトリカーラです。
鑑賞は「見る」より「触れる、通り抜ける、ほかの人と共有する」ことが前提で、全年齢向けです。チケットは日時指定のほか、日時の制限なく入場できるフレックスチケットがあり、公式ページでは現在Daydreamの30%オフを案内しています。団体予約や貸切は newyork@balloonmuseum.world、チケットの問い合わせは support@universe.com へ。会場はイースト・リバー沿いのシーポートにあります。
(内容は、6sqft、Galerie Magazineなどの報道で一致している点をまとめたものです)
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