展覧会 · Upper West Side

NYアッパー・ウエストサイドの民俗美術館で「Locating Girlhood」、少女たちの刺繍を読み解く

リンカーン・センター近くのアメリカン・フォーク・アート・ミュージアムで、18〜19世紀の少女たちが手がけた刺繍や装飾美術を紹介する「Locating Girlhood」を開催中。2027年2月28日まで、入場無料。

文・NBT編集部 · 2026-10-12

リンカーン・センターのすぐそば、アッパー・ウエストサイドにあるアメリカン・フォーク・アート・ミュージアムが、展覧会「Locating Girlhood: Place and Identity in Early American “Schoolgirl” Art」を開いている。会期は2027年2月28日までで、入場は常に無料だ。

展示の中心は、18世紀から19世紀にかけてアメリカの少女たちが制作した刺繍作品や装飾美術である。いわゆる「スクールガール・アート」と呼ばれる分野で、当時の少女たちが学びの一環として針と糸、あるいは絵の具を手に、家や風景、身近な土地のイメージを形にした。展覧会は、こうした作品を単なる手仕事としてではなく、場所とアイデンティティを映し出す表現として読み直す。

同館は、正規の美術教育を受けていない作り手による芸術を紹介する美術館として知られる。今回の展覧会も、館が掲げる「自学自習の作り手の芸術を称える」という姿勢の延長にある。作り手の多くは若い女性で、制約のある時代に、自分の暮らす土地や自己を布の上に刻んだ。細かな針目や色の選び方に目を凝らすと、その土地への視線が見えてくる。

会場は2 Lincoln Square(コロンバス・アベニュー、65丁目と66丁目の間)。地下鉄1番線の66 St–Lincoln Center駅が最寄りだ。本日の開館時間は11:30〜18:00。リンカーン・センターでの公演や散策の前後に、無料で立ち寄れる展示として選びやすい。会期は冬まで続くので、秋の週末にも寒い時期にも訪ねられる。

場所

Google マップで開く公式サイト

会期

10月9日(金)〜2027年2月28日(日)

時間

本日の開館時間は11:30〜18:00

価格

入場無料