展覧会 · Nara Roesler · Chinatown
ロドルポ・パリジ個展「window」、NYウォーカー・ストリートで開催
ブラジル出身でNY在住の画家ロドルポ・パリジが、ナラ・ロエスラーのウォーカー・ストリート91番地で個展「window」を開催。身体の流動性と変容を扱う近作を紹介する。会期は2027年1月9日まで。
文・NBT編集部 · 2026-10-31

ブラジルの現代美術を扱うギャラリー、ナラ・ロエスラーが、ロドルポ・パリジの個展「window」をニューヨークのウォーカー・ストリート91番地で開いている。会期は2026年10月9日から2027年1月9日まで。同ギャラリーのニューヨーク本店はウェスト21丁目にあり、今回の展示は別の場所で行われる企画だ。
パリジは現在ニューヨークを拠点に活動し、エリザベス・ファウンデーション・フォー・ジ・アーツ内のスタジオで制作している。絵画、ドローイング、パフォーマンスにわたる制作で知られ、色彩の強い画面にはシュルレアリスム的な要素が現れる。高い技術力と独自の視覚言語を併せ持ち、具象と抽象、見慣れたものと奇妙なものの境界を溶かしていく点が特徴とされる。
本展では近作をまとめて紹介する。主題は身体の流動性と変容で、自然なものと人工的なものの区別を揺さぶる。美術史、フェティッシュの美学、クィアの経験、ポップカルチャーといった多様な参照元から着想を得て、アイデンティティや身体性、表象をめぐる既成の考え方に問いを投げかける。
パリジはブラジルですでに高い評価を得ており、サンパウロ美術館(MASP)、サンパウロ州立絵画館(ピナコテカ)、リオ美術館(MAR)に作品が収蔵されている。今回の展示は、ナラ・ロエスラーとアントン・ケルン・ギャラリーによる1年間の協働の一環で、ニューヨークでの存在感を広げ、同地の現代美術シーンとの対話を深める機会になる。
ギャラリー公式サイトには、展示作品のうち2点の図版が掲載されている。ニューヨークで活動を広げるブラジル出身作家の今の制作をまとまって見られる展覧会として、チャイナタウンやトライベッカ周辺の散策に組み込みやすい。
- 見どころ
- 身体の流動性と変容を主題にした近作
- 自然と人工、具象と抽象の境界を揺さぶる画面
- アントン・ケルン・ギャラリーとの1年間の協働の一環







