デザイン・家具 · Upper East Side
NYアッパー・イースト・サイド、クーパー・ヒューイットで常設展「Design Across Time」
クーパー・ヒューイット・スミソニアン・デザイン博物館が、カーネギー邸1階で収蔵品125点を紹介する複数年の展示を公開。年代順ではなくテーマ別に構成し、2028年10月22日まで、作品は入れ替わりながら続く。
文・NBT編集部 · 2026-11-04
種類

アッパー・イースト・サイドのクーパー・ヒューイット・スミソニアン・デザイン博物館が、常設コレクションのギャラリー「Design Across Time: Exploring the Smithsonian's Design Collection」を公開した。カーネギー邸の1階全体を使い、収蔵品から選んだ125点を紹介する。会期は2028年10月22日までの複数年にわたり、期間中は展示作品が入れ替わる。
同館は1897年の創設以来デザインを収集してきた。現在の所蔵は21万5000点以上で、六大陸、30世紀に及ぶ。プロダクト、建築、グラフィック、ファッションとテキスタイル、壁装材、デジタルやインタラクションのデザインまで幅広い。今回は収蔵庫から新たに出された作品、初めて公開される近年の収蔵品、アメリカと世界のデザイン史を代表する作品が並ぶ。
構成は年代順ではなく、デザイナーが創作で用いる手法に沿った六つのテーマ群だ。公式ページには「Play and Tweak(試して改良する)」「Repeat(反復して印象を強める)」「Transform(素材を持続可能な解決策に変える)」「Show off(職人技で美しさを見せる)」「Simplify(複雑な形や情報を単純にする)」などが挙がる。展示は紀元前1100年頃のエジプトの蓮形カップから、2023年のトッツ・ジンスキー作のガラス作品「Aurifero II」までを含む。
見どころとして挙がるのは、日本の能装束(1800年頃)、日本ビクターのヘルメット型ポータブルテレビ「Videosphere」(1970年)、日本生まれでロンドンを拠点にする細野ひとみの大型磁器花瓶「Nazuna」(2016年)など。そのほか、グレタ・フォン・ネッセンのランプ「Anywhere」、シーラ・ブリッジズの「Harlem Toile de Jouy」壁紙、書体「Bungee」も展示される。日本にゆかりのある作品が複数あり、日本語話者にも見つけやすい。
展示デザインはJA Projects、グラフィックデザインはPacificが担当した。中央ギャラリーに作品を集め、1階の各部屋を横切る二つの長いヴィトリンへと広がる。作品のシルエットを使ったグラフィックが全体をつなぐ。Bloomberg Connectsのガイドでは、参加デザイナーや専門家の解説を聞ける。館内には大活字ラベルなど、鑑賞を支える資料も用意される。
会期







