展覧会 · Anton Kern Gallery · Chinatown
アレッサンドロ・ペゾーリ、アントン・カーンのWINDOWで57点の紙作品展
イタリア生まれLA在住のアレッサンドロ・ペゾーリが、アントン・カーン・ギャラリーのWINDOWで新作57点の紙作品を展示。窓の内側を床から天井まで覆う連作で、10月31日まで24時間鑑賞できる。
文・NBT編集部 · 2026-10-16

アントン・カーン・ギャラリーが運営するショーウィンドウ型の展示スペース「WINDOW」で、アレッサンドロ・ペゾーリの「NY Window」が開催中だ。会期は2026年9月9日から10月31日まで。WINDOWでの展示は今回が初めてで、同ギャラリーでは9回目の個展にあたる。
ペゾーリは1963年イタリア・チェルヴィア生まれ、現在はロサンゼルスを拠点に活動する。今回展示されるのは、この展覧会のために描かれた紙の新作57点。作品は床から天井まで途切れなく貼られ、窓の内側をぐるりと囲むように構成されている。通りから覗き込むと、小さな絵が壁一面に連なって見える設計だ。
描かれているのは、アメリカの風物、宗教図像、大衆文化、政治、日常生活から切り取った場面である。ひとつの物語として順に読ませるのではなく、時間軸のない断片が並ぶ。登場する人物や動物は、苦闘と高揚のあいだに置かれ、空想にふけり、暴力に加わり、退屈をやり過ごし、誘惑や不安、避けがたい結果と向き合っている。全体として、日々の暮らしが抱える心理的・物質的な矛盾や不条理、落とし穴、ありふれた時間を、断片的でありながら途切れない流れとして映し出す。
作品タイトルにもその視点がうかがえる。「The United States of America」「We the people」「American loneliness」「The collapsed cowboy」といったアメリカを思わせる題のほか、「Italian childhood 1963」「Summer in 1974」など幼少期の記憶に触れる題、「Cruel king」「The judge」「Following a stupid leader」のように権力を扱う題も並ぶ。「Misunderstanding of love」や「Messages for people incapable of loving」など、愛をめぐる作品も目につく。
会場はウォーカー・ストリートとラファイエット・ストリートの角、91 Walker Street。WINDOWは24時間外から見られるため、ギャラリーの営業時間を気にせず立ち寄れる。ギャラリー本館はミッドタウンの16 East 55th Streetにあり、月曜から金曜の10時から18時まで開いている。チャイナタウン周辺の散策の合間に、夜でも気軽に見られる展示だ。
- 状況
- 開催中
- 会期
- 9月9日 – 10月31日
- 作家
- Alessandro Pessoli
- 会場
- Anton Kern Gallery
91 Walker Street, New York, NY
Google マップで開く - 開館時間
- WINDOW(91 Walker Street):24時間外から鑑賞可。本館(16 East 55th Street):月〜金 10:00〜18:00
- 入場
- Free
- 見どころ
- 紙の新作57点を床から天井まで窓の内側に展示
- アメリカの風物・宗教図像・政治・日常を描く非線形の物語
- 「The United States of America」「We the people」など米国を題材にしたタイトル群
- WINDOWは24時間外から鑑賞可能





