展覧会
カミーユ・アンロ「Dogs」
セントラルパーク南東の入口、ドリス・C・フリードマン・プラザに、フランス出身のカミーユ・アンロによる巨大な犬の彫刻12点が登場。ブロンズや石、鉄、コンクリートの作品を、2027年8月29日まで無料で鑑賞できる。
文・NBT編集部 · 2026-10-17

セントラルパークの南東角、60丁目と5番街の交差点にあるドリス・C・フリードマン・プラザで、フランス出身のアーティスト、カミーユ・アンロの個展「Dogs」が始まっている。ニューヨークの公共空間では初の展覧会となり、等身大を超えるサイズの犬の彫刻が計12点並ぶ。主催はパブリック・アート・ファンドで、キュレーターは同団体のシニア・キュレーター、メラニー・クレス。
素材はブロンズ、石、鉄、コンクリートと、屋外に耐えるものが選ばれた。既存のシリーズに新作を加えた構成で、鉄板から犬の形を切り抜いたネガ像のような作品や、背中に本をのせた白い犬、コンクリートとエポキシでできた作品など、表情はさまざまだ。着想源はソール・スタインバーグのドローイング、テックス・エイヴリーのアニメ、古代エジプトの彫刻、ドッグショーなど幅広い。
アンロは絵画、ドローイング、映画、インスタレーション、彫刻と多彩に制作し、2013年のヴェネチア・ビエンナーレで映像作品「Grosse Fatigue」が銀獅子賞を受けた。東京オペラシティ アートギャラリーで個展を開いた経歴もあり、日本の観客にもなじみのある作家だ。愛着や依存、家畜化といった人と社会を結ぶ見えないルールに関心を寄せ、社会的で忠実な伴侶である犬をその題材に選んだ。同時に、個性の表現を惜しまない街としてのニューヨークへの愛情と、彫刻という技の祝福も込められているという。
入場は無料で、広場は毎日開いている。会期は2027年8月29日まで。セントラルパークの散策や5番街の買い物の合間に立ち寄れる場所だ。秋から冬、春と季節ごとに、光や空気の違う中で作品を眺めるのもよさそうだ。
- 場所
- Doris C. Freedman Plaza, Central Park
60th Street & Fifth Avenue, New York, NY 10019
Google マップで開く - 会期
- 9月9日(水)〜8月29日(日)
- 時間
- 広場は毎日開放
- 価格
- Free





