展覧会 · Prospect Park

クリストファー・マイヤーズ「Unbound」

ブルックリン公共図書館中央館で、絵本作家・美術家クリストファー・マイヤーズが40フィートのタペストリーとステンドグラス彫刻を展開。禁書問題と自由を問う無料のサイトスペシフィック展。2027年1月15日まで。

文・NBT編集部 · 2026-10-17

クリストファー・マイヤーズ「Unbound」
Image: Brooklyn Public Library Central Library

ブルックリン公共図書館(BPL)中央館が、アーティストで絵本作家のクリストファー・マイヤーズによる新作インスタレーション「Unbound」を展示している。会場は建物のファサード、グランド・ロビー、ユース・ウィング、2階バルコニーに及び、入場は無料。会期は2026年8月1日から2027年1月15日まで。

目玉は、長さ40フィート(約12メートル)の巨大なタペストリー2点。ジョージ・オーウェルの『動物農場』やトニ・モリスンの『青い眼がほしい』など、しばしば禁書や排除の対象となってきた作品の登場人物や舞台がモンタージュのように織り込まれている。全米で続く書籍の禁止・排除の動きを映しつつ、それに抗う作品世界の豊かさを称える作品だ。BPLが進める「Books Unbanned」の理念とも重なる。

もうひとつの柱は、2026年9月にペンギン・ランダムハウスから刊行される新刊絵本『Night Ride』の登場人物をもとにしたステンドグラスの彫刻群。ニューヨークの子どもたちが夜空の下、自転車でブルックリンや各区を駆け抜ける姿を、宝石のような色ガラスの断片で表現し、街の象徴的な風景を浮かび上がらせている。

マイヤーズは1974年ニューヨーク生まれ。1998年に『Harlem』でコールデコット賞オナーを受け、2016年にはミスティ・コープランドとの『Firebird』でコレッジ・スコット・キング賞を受賞した。作品はブルックリン美術館やスタジオ・ミュージアム・イン・ハーレムなどにも収蔵され、現在もブルックリンを拠点に活動している。本展は、図書館への敬意を込めた作品でもある。プロスペクト・ハイツのグランド・アーミー・プラザにある中央館で、本を借りるついでに立ち寄れる。

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場所
Brooklyn Public Library Central Library
10 Grand Army Plaza, Brooklyn, NY 11238
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会期
8月1日(土)〜1月15日(金)
価格
Free