展覧会 · Williamsburg

NYトライベッカで、ロメオ・ミヴェカニン初の個展「Porteurs de feu」10月29日まで

トライベッカのSouthern Guildで、ロメオ・ミヴェカニンのNY初個展が10月29日まで。黒いベルベットに描いたウォーホルやバスキア、ホーマーの名作の再解釈と、デュボイスに着想を得た肖像インスタレーションを展示。

文・NBT編集部 · 2026-10-22

NYトライベッカで、ロメオ・ミヴェカニン初の個展「Porteurs de feu」10月29日まで
Image: Southern Guild

トライベッカのギャラリー「Southern Guild」で、ロメオ・ミヴェカニンのニューヨーク初個展「Porteurs de feu(Bearers of Fire)」が開かれている。会期は9月9日から10月29日までで、終了まで残りわずかだ。

作品の中心は、黒いベルベットにアクリルで描いた新作絵画。ミヴェカニンは、ウィンスロー・ホーマーの「ガルフストリーム」、エマヌエル・ロイツェの「デラウェア川を渡るワシントン」、ウォーホルとバスキアの共作などの有名作を取り上げ、そこに自身の姿を描き込む。ホーマーの嵐は夜空に置き換わり、画面の男は星の下で静かに横たわる。ロイツェの絵には、旗も英雄もない「もう一つの渡り」を対置する。摩天楼の上で昼食をとる労働者の写真は、ニューヨークを築いた見えない労働の像になる。ほかにデイヴィッド・ハモンズ、カラ・ウォーカーではなくケリー・ジェームズ・マーシャル、サージェントらも参照されている。黒いベルベットは色も光も吸い込む素材で、身体が見えることと消えることのあいだに浮かぶ。

もう一つの柱が、W.E.B.デュボイスの1903年の著書「黒人のたましい」に着想を得た肖像インスタレーション「The Souls of Black Folk」。マヤ・アンジェロウ、マルコムX、ビリー・ホリデイ、スパイク・リー、ルピタ・ニョンゴなど、世代も立場も異なる人々の肖像に、同書の一節が重ねられる。

展覧会名は、サン=ジョン・ペルスの詩「亡命」の一節に由来する。ミヴェカニンにとってこれが初めてのニューヨーク訪問でもあり、他者の作品を通じて知った街への応答でもある。住所は75 Leonard St。

場所

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会期

9月9日(水)〜10月29日(木)