展覧会 · New Museum · Lower East Side
サラ・ルーカス「VENUS VICTORIA」ニュー・ミュージアムのプラザで展示
英国の美術家サラ・ルーカスによる「VENUS VICTORIA」が、ローワー・イースト・サイドのニュー・ミュージアムのプラザで2026年5月12日から2028年5月12日まで公開されている。
文・NBT編集部 · 2026-10-16
ローワー・イースト・サイドのバワリー通り235番地にあるニュー・ミュージアムが、建物前のプラザ(屋外スペース)で、英国のアーティスト、サラ・ルーカスの「VENUS VICTORIA」を公開している。会期は2026年5月12日から2028年5月12日までの2年間と長く、館内の企画展とは異なる時間軸で街に置かれる展示である。\n\nサラ・ルーカスは1962年ロンドン生まれ。1980年代末から90年代にかけて、ダミアン・ハーストらとともに「ヤング・ブリティッシュ・アーティスツ(YBA)」の一員として注目を集めた。目玉焼きやケバブ、ストッキングに詰め物をした造形など、身近な日用品や素材を使い、身体、性、ジェンダーをめぐるステレオタイプをユーモアと挑発で揺さぶる作風で知られる。2015年にはヴェネチア・ビエンナーレの英国館を任された。\n\n今回の作品名「VENUS VICTORIA」は、美の女神ヴィーナスと勝利を意味するヴィクトリアを並べた題で、ルーカスが長く扱ってきた女性像や身体表現の系譜に連なるものとして読める。プラザという、美術館に入らなくても誰もが通りかかる場所に置かれる点も、日常の素材から彫刻をつくってきた彼女の姿勢と響き合う。\n\n会場となるニュー・ミュージアムは、1977年に創設された現代美術専門の美術館で、現在の建物は妹島和世と西沢立衛によるSANAAの設計(2007年開館)。積み重なった白い箱のような外観はバワリーの街並みの中でひときわ目を引く。日本人建築家の手による建物の足元で、ロンドン出身の作家の作品に出会えるという取り合わせも、日本語圏の読者には興味深いだろう。\n\n展示は屋外のため、館内の観覧とは別に、散策の途中で立ち寄りやすい。会期が2028年まで続くので、季節や時間帯を変えて何度も訪れ、見え方の違いを楽しむこともできる。周辺にはザ・ボウリー・ホテルやリトル・イタリー、ソーホーなども近く、街歩きの一部に組み込みやすい。
- 状況
- 開催中
- 会期
- 5月12日 – 5月12日
- 作家
- Sarah Lucas
- 会場
- New Museum
235 Bowery, New York, NY
Google マップで開く - 見どころ
- 会期は2026年5月12日〜2028年5月12日の2年間
- 建物前のプラザに置かれた屋外展示
- 設計は妹島和世・西沢立衛(SANAA)の美術館
- 英国YBA世代を代表する作家サラ・ルーカス





