展覧会 · Whitney Museum of American Art · West Village
チャールズ・バーチフィールド展「Elemental」ホイットニー美術館で開幕
ホイットニー美術館が自館コレクションからチャールズ・バーチフィールドの水彩10点を紹介。1916〜60年の作品で自然の力を描いた画業をたどる、1956年回顧展から70年の節目の展示。10月22日開幕。
文・NBT編集部 · 2026-10-16

ホイットニー美術館は10月22日から、アメリカの画家チャールズ・バーチフィールド(1893〜1967)の水彩を集めた小規模展「Charles Burchfield: Elemental」を開く。会期は2027年春までの予定。出品は同館のコレクションのみで構成され、点数は10点。制作年は1916年から1960年にわたる。
バーチフィールドは50年以上にわたり、自然が持つ「途方もない力」と本人が呼んだものを描こうとした作家である。作品は目の前の風景を観察することから出発しながら、感情や大気の気配、精神的な高まりを帯びた幻視的な画面へと変わっていく。花の咲く草地、荒れる空、移りゆく季節といった主題が、心理的で超越的な構図に姿を変える点が見どころだ。
展示される作品には、《Cricket Chorus in the Arbor》(1917)、《Cold September Rain》(1957)、《An April Mood》(1946〜55)が含まれる。広報用に使われている《Overhanging Cloud in July》(1947〜59)は、紙に水彩、ボードに貼り込んだ作品で、101.3×91.4cm。暗い雲の切れ間から明るい光の筋が垂直に降り、うねる丘と風になびく草原を照らしている。同館が1960年に購入した作品だ。
今年は、ホイットニーがバーチフィールドの画期的な回顧展を1956年に開催してから70年にあたる。水彩は光に弱く、まとめて見られる機会は多くない。本展はその点も踏まえ、自然の根源的な力を見つめたバーチフィールドの作品の現在的な意味を改めて考える内容になっている。
本展は、同館が所蔵する作品のうち、あまり公開されてこなかったものを紹介する取り組みの一環で、これまでにワンダ・ガーグ、ジーニー・ムトゥサミー=アッシュ、クレス・オルデンバーグ、アンディ・ウォーホルの展示が行われてきた。企画はキュラトリアル・アシスタントのキャロライン・ウェブ。
会場はウェスト・ヴィレッジのガンズヴォート・ストリート99番地。同館は本日時点で10時30分〜22時に開館しており、事前のチケット予約が推奨されている。
- 状況
- これから
- 会期
- 10月22日
- 作家
- Charles Burchfield
- 会場
- Whitney Museum of American Art
99 Gansevoort Street, New York, NY
Google マップで開く - 開館時間
- 本日 10:30〜22:00
- 見どころ
- 《Cricket Chorus in the Arbor》(1917)
- 《Cold September Rain》(1957)
- 《An April Mood》(1946〜55)
- 《Overhanging Cloud in July》(1947〜59):雲間から光の筋が降る大型水彩





