新店 · West Village

NYウエストビレッジにダニエル・フンの新店「HUMM」、薪オーブンとアートの店

シェフのダニエル・フンが、自身の名を冠した初のレストラン「HUMM」をウエストビレッジに開いた。約7,000平方フィートの空間は薪窯が中心で、カジュアルなモダン・アメリカンをアラカルトで提供。アート作品も店内を彩る。

文・NBT編集部 · 2026-10-15

NYウエストビレッジにダニエル・フンの新店「HUMM」、薪オーブンとアートの店
Image: HUMM

シェフのダニエル・フンが、自分の名前を掲げた初めてのレストラン「HUMM」を、マンハッタンのウエストビレッジ、ハドソン・ストリート435番地にオープンした。開業日は10月10日。フン本人はInstagramで、何年も夢見てきた店だと語り、親しい友人たちと一から作り上げた過程は想像以上だったと振り返っている。開店から1週間後には、計画、工事、メニュー作りと細部にこだわり続けた年月に触れ、店とチームへの誇りと、関わった人々への感謝を投稿した。

Candlelit dining room at HUMM with a red tiled mural and copper heat lamps over the open kitchen
Image: @danielhumm

広さは約7,000平方フィート。中心にあるのは大きな薪窯で、フンは公式サイトで、温かく迎え入れる集いの場にしたいと書いている。料理はカジュアルなモダン・アメリカンで、アラカルトで注文する形だ。方針はごく明快で、最良の野菜、魚、肉を選び、その味を邪魔せずに引き出すこと。長い料理人生の末に最も大切にするようになったのはシンプルさで、作り方にも食べ方にも通じる価値観だと述べている。夜の演出として、マティーニのカートも用意されている。

HUMM staff in brown aprons outside the restaurant's glowing sign on Hudson Street
Image: @danielhumm

空間づくりには、フンが「最も親しい友人」と呼ぶ面々が加わった。デザイナーのピエール・ヤヴァノヴィッチ、アーティストのフランチェスコ・クレメンテとラシッド・ジョンソンらで、天然素材とシンプルな形を基調に、店のために描かれた壁画や絵画が、料理を引き立てる装飾の役目を担う。フンはヤヴァノヴィッチについて、色、形、素材の組み合わせが美しいだけでなく刺激になると称え、ともに店を作った経験は一生残ると綴った。シェフとアーティストの境界を探ってきたフンらしい試みといえる。

Chef Daniel Humm and a colleague beside the wood-burning oven under copper lamps
Image: @danielhumm

厨房を率いるエグゼクティブシェフは、エストニア出身のドミトリ・マギ。2011年にelevenmadisonparkに入り、ライン・コックからシェフ・ド・キュイジーヌへ昇進。同店が2017年にワールド・ベスト50レストランの首位に立った時期を支えた。その後ロンドンで料理長を務め、ニューヨークに戻ってダニエル・フン・ホスピタリティのマネージング・パートナーとなった。

営業は毎日午後5時から10時まで。予約はResyで受け付けている。本格的な料理とアート、デザインを一度に味わえる夕食先として、覚えておきたい新しい一軒だ。

場所

Google マップで開く公式サイト

時間

毎日 午後5時〜10時